「12人に1人が乳がん」になる時代に、損をしない女性保険の選び方

最近、北斗晶さんや南果歩さん、生稲晃子さんなど女性有名人の闘病公表などでよく聞くようになった「乳がん」。

ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが乳がん・卵巣がんを予防するために乳房、卵巣、卵管の切除手術をおこない、世界的ニュースになったことも記憶に新しいのではないでしょうか。

実際、多くの女性が高い関心を寄せ、乳がん検診の問い合わせや受診する女性の数が大幅に増えているそうです。

「いずれ私も乳がんになったらどうしよう?」
「祖母や母が乳がんになっているから加入しようかな?」
「女性専用の保険ってどんな保険なの?」
など、

女性向けの保険について気になっている女性も多いのではないでしょうか。
今回は女性向けの保険の損をしない選び方のポイントついて紹介していきます。

20代から増える女性特有の病気。早めの備えが大切

女性保険の加入はいつ頃から考えれば良いのでしょうか。
その指針のひとつとして、女性特有のがん罹患率についてのデータを紐解いていきましょう。

厚生労働省が、3年ごとに病院・診療所を利用する患者数の状況を調査した「平成26年度の患者調査」によると、乳がんは約20.8万人、子宮筋腫は約10.4万人など女性特有の病気にかかった患者数は全国で約110万人以上。

特に30代女性の受療率(*1)は、男性の1.7倍以上です。

*1:受療率とは、人口10万人に対してどれだけの割合の人が外来や入院などの医療を受けたかを、表す数値です。

国立がん研究センターがん対策情報センターが発表した「がん情報サービス」の女性の乳がん年齢別の罹患率を見ると、「乳がん」は40代後半から50代前半にピークを迎え、30代より増加している事がわかります。
現代では、生涯に乳がんを患う女性は12人に1人と言われています。

女性の乳がんの年齢階級別罹患率(全国推計値 2010年)女性の乳がん年齢別罹患率

女性の乳がんの死亡数
女性の乳がん死亡数

なお死亡者数は2013年には1万3000人を超え、1980年と比べて約3倍に増えています。
次に乳がん以外で女性特有の病気には、どんなものがあるのか確認してみましょう。

・子宮がん
・卵巣がん
・乳腺症
・子宮筋腫
・子宮内膜症
・チョコレートのう胞
・卵巣機能障害
・帝王切開
・異常分娩
・不妊
・流産
・月経不順
・更年期障害
・関節リウマチ
など

このように、女性は男性に比べて、さまざまな女性特有の病気になるリスクがあることがわかります。

「乳がん」は30代後半から、「子宮頸がん」は20代から罹患率が高まることを含め、早くからあらゆる女性特有の病気に直面する可能性があるため、若いときからこうしたことに関心を持つことが大切なのです。

「女性向け保険」「がん保険」「医療保険」どの保険がベスト?

女性特有のさまざまな病気があることが分かったところで、まずは「乳がん」と「子宮がん」の占めている割合が、ほかの部位のがんにかかる割合に比べてどのくらい高いのか、2015年予測がん死亡率と罹患率とで見てみましょう。

予測がん死亡数(2015年)
女性がん死亡者数

予測がん罹患数(2015年)
女性がん羅患数

出典:国立がん研究センターがん対策情報センター

罹患データは4~5年、死亡データは1~2年遅れて公表されています。諸外国では、これらの遅れを数学的な手法で補正して、現時点でのがん統計を予測する試み(短期予測)が実施されています。

この短期予測を日本のデータで実施して、2015年のがん罹患数および死亡数を予測した結果、2015年の予測がん死亡数では、「乳房」は5位、「子宮」は8位
一方で2015年の予測がん羅患数では、「乳房」は1位、「子宮」は5位
女性特有のがんは他のがんに比べて死亡数は少ないけれども羅患数は多いことがわかります。

これら女性にとって身近でリスクの高い病気である「乳がん」や「子宮頸がん」は、女性専用の医療保険や女性特約のみに入っている場合保障がありますが、女性特有のがん以外では適応されないという落とし穴があります。
こういった盲点は保険の加入を検討する際に注意したい点です。

上記を踏まえながら自分にとって「一番不安なのは何か」、「その不安を軽減するためにはどんな保障が必要か」について考え、保険ごとの保障内容をしっかりと把握して検討することが重要です。

各保険の適用範囲

すべてのがんが保障される「がん保険」
乳がんをはじめ患う可能性が高い女性特有の病気にそなえた「女性向けの保険」
がんや女性疾病に対する特約がプラスできる一般向けの「医療保険」

また社会保障制度の高額療養費制度も参考にしながら、検討することをおすすめします。

高額医療費制度とは、医療機関や薬局の窓口で支払った額が歴月(月の初めから終わりまで)で一定額を超えた場合、その超えた金額を支給する制度です。

*月収28万円以上などの窓口負担3割、一般的な所得の方
80,100 円+(医療費-267,000 円)×1%
参照:厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ」

「女性特有の病気を手厚くカバーするのが「女性向けの保険」

先の章で述べたとおり、女性特有の病気は「乳がん」や「子宮がん」の他にも種類が多岐に渡ります。

「子宮筋腫」は女性の4人に1人(※6)、「子宮内膜症」は10人に1人(※7)がかかり、20代から罹患が増えると言われています。

その多岐に渡る女性特有の病気を手厚くカバーするのが「女性向けの医療保険」です。

女性特有の病気になったとき、入院給付金や手術給付金が一般的な医療保険よりも1.5~2倍の手厚い保障が受けられるようになっています。

その保障内容の一部をみてみると、

・女性特有の疾患で入院した場合、入院給付金1日10,000円や15,000円
・女性特有の疾患で手術した場合、手術給付金1回5、10、20万円など
・女性特有のがんにかかった場合、初めてがんになったときに支払われる一時金が50~100万円増加
・先進医療給付金1000万円、2000万円
・乳房再建給付金1回につき50万円
など
入院する際に大部屋ではなく個室が選べる、一時金で今後の治療費や療養中の生活費がまかなえるなど、女性特有の病気にかかったときのみ手厚い保障があります。

また健康で給付金を受け取っていなければ3年ごとにお祝い金としてもらえる商品などもあります。ただし、そのお祝い金は毎月支払う保険料に上乗せされているので、払った分が戻ってきているだけであることを忘れてはなりません。

一方で、手厚い保障の分、保険料が一般的な医療保険よりも割高に設定されています。

*6参照:沢井製薬「サワイ健康推進課」
*7参照:持田製薬株式会社 聖路加国際病院 百枝先生に聞く!子宮内膜症」

妊娠・出産を予定している人は、保険加入するタイミングに注意点

将来、妊娠・出産を考えている人の場合、医療保険や女性保険へ加入する時期・タイミングに気をつけましょう。

なぜならば、もし妊娠中に保険へ加入した場合、ほとんどが「特定部位不担保」という条件付きになってしまうからです。
この特定部位不担保とは「特定の体の部分または指定の疾病については保障の対象外」という意味です。

日本で帝王切開により出産した女性は、この20年で約20倍に増え、妊婦の約5人に1人が帝王切開で出産しています。

帝王切開以外にも切迫流産や妊娠中毒症など妊娠中・出産時のリスクは年々増加しています。

今後、子どもを希望する人で保険への加入を検討しているのであれば、妊娠・出産での万が一にそなえて、特定部位不担保での条件付き加入が避けられる妊娠前に加入することをおすすめします。

まとめ

女性と男性では体のつくりやしくみが異なり、女性は妊娠や出産、女性しかかからない病気があります。
このような違いを踏まえ、手厚い保障を設計した商品が女性向けの医療保険です。

ただし女性特有の病気に対して保障が手厚い代わりに、一般的な医療保険よりも保険料が割高です。

また女性向け医療保険の特約では保障されない病気もあり、妊娠中に加入すると部位不担保などの制限がつく場合があります。

保険への加入を検討するときに、どんなことをカバーしているのか、どのタイミングで加入をすれば良いか、これからの人生を見据えながら事前にしっかりと確認する必要があります。

女性向けの医療保険には商品ごとに特徴があるので、検討する際はそれぞれの商品を比較しながら自分にとってベストな保険を選ぶことが大切です。

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