海外旅行保険って必要?いざというときに役立つポイント 

【監修: R&C株式会社 ファイナンシャルプランナー 菱村真比古】

春は、休みを利用して海外へ卒業旅行や余暇を過ごしに、
あるいは人事異動などで海外へと、移動の多い季節です。

旅行会社で海外旅行保険を勧められるままに加入した、
クレジットカードの付帯保険があったかも…と保険に入っても
詳しい補償内容やサービスを把握していないまま
旅立っていることが意外と多いのではないでしょうか。

クレジットカードの付帯保険、補償内容やサービスなどの違い、
どんなときに役立つのかをみていきましょう。

【目次】
◆ 海外旅行保険は入らないといけないの?
◆ 大まかにどんな補償内容があるのか、みてみましょう。
◆ 欠航、紛失、まさかのトラブルに心強いアシスタンスサービスも
◆ クレジットカード付帯の保険は役に立つ?
◆ まとめ

海外旅行保険は入らないといけないの?

海外旅行中、体調を崩したり、ケガをしたりして、
病院に行かざるを得なくなるかもしれません。
場合によっては入院や手術をすることになることも。

またパスポートを紛失したり、ちょっとしたすきに
カメラや財布を盗られたといったような盗難にあったりすることも考えられます。
慣れない旅先で、思わぬトラブルやアクシデントに見舞われ、
どうしたらよいのかわからない…そんな状況は避けたいものです。

医療費や救援費用といった金銭の補償だけでなく、
トラブル処理や日本語でのサポートといったサービスが
充実しているのが海外旅行保険。言葉や習慣が違う国では何かと不安です。
もしものときに困らないためにも、海外旅行保険に加入してから旅に出るようにしましょう。

病気・ケガの治療費に注目。海外旅行保険の選び方

大まかにどんな補償内容があるのか、みてみましょう。

  • 疾病治療費用……病気になったときの病院での治療費
  • 傷害治療費用……ケガをしたときの病院での治療費
  • 疾病死亡・後遺障害……病気が原因で死亡、または後遺障害が残った場合の保険金
  • 傷害死亡・後遺障害……ケガが原因で死亡、または後遺障害が残った場合の保険金
  • 賠償責任……人にケガをさせてしまったり、物品に損害を与えたりした場合の保険金
  • 救援者費用……ケガや病気で入院した際、日本から親族などが現地に向かうための交通費と
    現地での滞在費、捜索救援費用
  • 携行品損害……身の回りのものの盗難や、破損などの損害を受けた場合の損害額補償
  • 入院一時金……ケガや病気で2日以上入院した場合の一時金
  • 航空機寄託手荷物遅延費用……航空機に預けた手荷物の到着遅延により、
    身のまわり品等を購入した場合の費用
  • 航空機遅延費用……航空機が遅延・欠航し、代替機を利用できない場合の宿泊費、
    食事代等の費用補償内容

これらがセットになったセットプランや必要あるものだけを選んで
組み合わせることができるフリープランがあります。

海外では、病気やケガの治療費が気になるところ。
特にアメリカやヨーロッパは、日本と比べて医療費がとても高いことで知られています。

実際に治療・救援費用が高額となる医療費用事故がどのくらい発生しているのでしょう。

ジェイアイ傷害火災保険の2014年度『海外旅行保険事故データ』レポートによると
100以上の契約件数のうち、1,000万円を超える高額医療費用は18件、
500万円を超える高額医療費用は40件、300万円を超える高額医療費用は72件と極わずかです。

そして、300万円を超える高額医療費用事故の65歳以上の割合は
56%という結果も出ています。

またシニア層(65歳以上)の高額医療費用事故発見件数は
65歳未満の約4倍とのことです。

年齢が上がるにつれ、治療費発生のリスクも高くなりますが、
高齢者でなければ、治療費用が保険金額は無制限に設定できるので、
訪れる国や滞在期間なども考慮して、補償内容や保険金額の設定をしましょう。

欠航、紛失、まさかのトラブルに心強いアシスタンスサービスも

海外旅行保険には、ケガや病気などの補償のほかにも
さまざまなサポートが受けられるものがあります。

盗欠航、紛失、まさかのトラブルに心強いアシスタンスサービスも
難にあって現金を失くしてしまったときの現金手配、
パスポート紛失や盗難時に大使館や領事館の連絡先の案内サポート、
飛行機やホテルでのトラブルのサポートや予約手続きの代行。

また言葉が通じず、うまく伝えられない場合に、電話での通訳サポートなどもあります。

保険会社やプランによってさまざまなアシスタンスサービスがあるので、
自分に合った必要なサービスを選んで申し込むと安心ですね。

クレジットカード付帯の保険は役に立つ?

クレジットカード付帯の保険は、申し込む手間や追加費用がないのが魅力。
カード会社によって条件は異なりますが、クレジットカードを持っている、
クレジットカードで旅行代金を払うなどといったことで、自動的に保険の加入対象となります。

クレジットカードの付帯保険は保険金額が予め決まっており、変更できません。
高額な治療費が発生したときにカバーできるのか気になるところです。

海外旅行保険の選び方にもあるように、治療費用クレジットカードの付帯保険は、
死亡と後遺障害を除いて、複数のカードの保険金を合算できるので、
保有しているカードの保険金額を確認しましょう。
足りない場合は、年会費無料のカードを保有すると費用をかけずにカバーできます。

注意したいのが、保有しているカードが「自動付帯」なのか「利用付帯」なのかです。
自動付帯は、保有しているだけで自動的に旅行保険の対象になるので、
カードを持っていく必要がありません。

利用付帯は、旅行代金をクレジットカードで支払うことで旅行保険の対象となります。
出国前までに空港までの交通費や、旅先でのレンタカー代を先に支払うといったことで
対象となるカードもあります。

クレジットカードの特徴を把握して選ぶと、
保険料に費用をかけずに補償を得られることになるので、
クレジットカードの付帯保険を利用するのであれば、よく確認しましょう。

まとめ

海外旅行保険の補償内容やサービス、一般の海外旅行保険と
クレジットカード付帯の保険の特徴と違いをみてきました。

もしもの事態に備えて、海外旅行保険には入っておくのが好ましいでしょう。
どんな保険を利用するにしても、内容を把握することが第一です。
ご自身に合った補償内容を選んで、賢く海外旅行保険を利用しましょう。

*5 キャリアアップ助成金リーフレット
*6 第3回社会保障審議会年金部会(平成23年9月29日)議事録
*7 社会保障改革プログラム法(持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律)

監修者プロフィール

R&C 菱村真比古

R&C株式会社 菱村 真比古(ひしむら まさひこ)
中高の教員免許を持つ異色のファイナンシャル・プランナー。結婚や住宅購入のほか、社会保険制度が複雑に絡むライフプランをシンプルに紐解きます。柔軟かつ合理的な相談対応力で活躍中の「女性の人生を豊かにクリエイトするお金と保険のエキスパート」です。

得意分野 : ライフプランニング、住宅ローンアドバイス、相続の準備と対策
保有資格 : トータル・ライフ・コンサルタント(生命保険協会認定FP)、ファイナンシャルプランナー(日本FP協会認定)、DofD認定プロデューサー(T-PEC社認定)、住宅ローンアドバイザー(一般社団法人住宅金融普及協会)、公的保険アドバイザー®

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Writerこの記事を書いたライター

LAIFadmin

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