【アウトドア派必読】スポーツ・レジャーのための保険って?アウトドアのリスクマネジメント

中高年の方は山歩き、ファミリーで渓流での水遊びや釣り、若い方はスキーやスノーボードなど。自然と触れ合うアウトドアスポーツはすべての世代で人気です。
しかし一方で、遭難や滑落など事故も多発。ときに危険も伴うアウトドアスポーツ、そのリスクに備える保険をご紹介します。

【 目次 】
アウトドアスポーツは事故と隣り合わせ
◆ 捜索や賠償で高額な費用が必要になることも
◆ 登山やスキーに特化した保険も選択肢に
「スポーツ・レジャー保険」加入前の基礎知識
まずはケガや事故に遭わないように安全対策が肝心

アウトドアスポーツは事故と隣り合わせ

日頃のストレスから離れ、豊かな緑と心地よい風の中でのスポーツが何よりのリフレッシュという方、アウトドアスポーツが親子のコミュニケーションツールという方も多いと思います。ただ、アウトドアスポーツの楽しみの陰には、思わぬ危険も潜んでいることをお忘れなく。

中高年のグループがハイキングで道に迷い遭難、というニュースを頻繁に耳にします。また、登山中に落石でケガ、急斜面で滑落して骨折。川釣りで急流に流された。スキーやスノーボードでは、自らの転倒によるケガや、人に激突して相手にも大ケガを負わせてしまう。あるいはコース外に出て雪崩に巻き込まれるなど、重大な事故は後を絶ちません。

実際に、スキーやスノーボードでは、2014~2015年のシーズン中に、47カ所のスキー場で3,068人の負傷事故と11件の死亡事故*1がありました。

登山では、2015年の山岳遭難者数は3,043人(うち死亡・行方不明335人)*2と報告されています。

アウトドアスポーツは自然が相手。吹雪や雨、濃霧など天候の急変、崖・急斜面・沢など地形による危険があり、死と隣り合わせの重大な事態を招く可能性もあるのです。

参考: *1全国スキー場安全対策協議会、*2警察庁生活安全局

捜索や賠償で高額な費用が必要になることも

ねんざ程度の軽いケガならまだしも、登山中に骨折をしてしまい、身動きが取れず、民間救助隊や救助ヘリコプターが出動となるケースもあります。
またスキーで人に激突して相手が重傷・死亡ということも。そうなれば、数百万円にも及ぶ捜索救助費用やヘリコプター代の50~80万円/1時間、被害者への莫大な賠償金が発生します。

このように一歩間違うと多額の費用がかかり、そのすべてを自己負担するのは大変なことです。

登山やスキーに特化した保険も選択肢に

そんな「万が一」に備えられるのが、「スポーツ・レジャー保険」。スポーツやレジャーに特化した保険で、スポーツ中やレジャー中に起こる、4つのリスクを主に補償します。

1. 傷害のリスク(自分のケガ・死亡) : 死亡保障・入院や手術保障
2. 賠償のリスク(他人のケガや死亡、他人のものの損傷) : 個人賠償責任特約
3. 携行品のリスク(自分の物品(スポーツ用具など)の盗難や損壊) : 携行品特約4. 救援のリスク(捜索救助にかかった費用、現地への家族の交通費など) : 遭難捜索費用・救援者費用等補償特約

ケガや事故の保険といえば、「損害(傷害)保険」が一般的ですが、「スポーツ・レジャー保険」は旅行傷害保険などと同様、損害保険の一種。
保険会社によって「スポーツ保険」「アウトレジャー保険」という名称もあります。対象はレジャー中ですが、日常生活でのケガや事故にも対応する商品も増えています。基本的に掛け捨ての保険となります。

休日のスポーツ・国内旅行まで幅広く対象とする総合タイプのほか、「ゴルフ」「スキー・スノーボード」「登山・ハイキング」「釣り」などスポーツ別の保険があります。それぞれのスポーツの特性に合わせた保障内容になっていて、普通傷害保険ではカバーしきれない部分も補償するのが特徴。「ゴルフ保険」にホールインワン補償が付いているのが、わかりやすい事例です。

登山やスキー・スノーボードに特化した保険もあり

大事故につながりやすい登山やスキー・スノーボード。そのリスクに対応するのが、「山岳保険」「スキー・スノーボード保険」です。

◆ 山岳保険

遭難の際の遭難捜索や救援者費用を充実させているのが大きな特徴。2タイプあり、ひとつはピッケル・ザイルを使う本格的な登山用で、人気のロッククライミング、フリークライミングにも対応。死亡・ケガの基本補償のほか、有料の民間捜索隊や救助ヘリコプターなど捜索救助にかかった費用や、家族が現場へ駆けつけるための費用を補償。さらに裁判になった際の弁護士費用を保証する商品もあります。

◆ 登山・ハイキング保険

ハイキングやトレッキングなどの軽登山、軽アイゼン装着程度の夏山登山中の遭難を補償します。救援者費用はもちろん、商品によっては遭難捜索費用も補償。のんびりハイキングを楽しむ方ならこちらがおすすめです。

◆ スキー・スノーボード保険

接触事故による個人賠償責任、スキー板やスノーボードの盗難・破損に備えた携行品特約の充実が目玉です。スキー場のケガや事故をはじめ、スキー場への行程の自動車事故、さらに商品によって、遭難捜索費用や救援者費用も補償されます。

なお、「山岳保険」「スキー・スノーボード保険」ともに、サイクリングなど私生活でのほかのスポーツまで対応している商品もあります。

「スポーツ・レジャー保険」加入前の基礎知識

保険料や他の保険の保障と重ならないかなどをしっかり確認してください。

保険料と期間

1年・3年・5年契約といった商品と、旅行期間に合わせ1泊2日などスポットでかけられる商品があります。保障内容により保険料はまちまちですが、ある山岳保険の1年契約の場合、年間4,000円程度から。

1泊2日タイプは、保険料500円前後。一例ですが、死亡・後遺障害500万円・入院日額7,500円・個人賠償責任1億円・携行品10万円・救援者費用300万円と充実の内容で、安心料としてもリーズナブル。インターネットで手軽に申し込める商品も多数あります。

すでに入っている保険を確認

普通傷害保険に加入済みの方も多いと思います。普通傷害保険はレジャーに特化してはいませんが、家庭・職場・旅行・スポーツなど広い範囲で、事故やケガが補償されるので、場合によっては、レジャー保険は必要ないかもしれません。

お持ちの保険の保障内容を確認してください。基本保障のほかに個人賠償責任保険や救援者費用特約が付いているかもしれません。クレジットカードに保険が付帯されていることもありますので、こちらもチェックしておきましょう。

まずはケガや事故に遭わないように安全対策が肝心

保険で備えるのは大切なことですが、保険で事故を防ぐことはできません。事故を未然に防ぐ心構えと準備が必要です。

スキー・スノーボード

最も多いのは、人・樹木・岩・リフトの支柱・標識への衝突事故。そして、自分で転倒してのケガ。自らのスキルを自覚して、危険が伴うエリアでは滑らないこと。何といってもスピードを出しすぎないことが肝心です。

登山・ハイキング

山の遭難は、無理な計画や装備の不備などが主な原因。まず、体力、経験に相応な山を選ぶこと。さらにコース、日程ともに余裕のある計画を立てます。単独でなく、経験のあるリーダーを中心にグループ登山を。道迷いや滑落・落石に備え、地図やコンパス、登山靴やストック、ヘルメットなど装備もしっかりと。

釣り・ボート・川遊び

穏やかな川に見えても、飛び出た岩のために流れが変わっていたり、川底に深みがあることも。足を取られ、流される危険があるので注意が必要です。とくに子どもは絶対に一人で遊ばせないこと。

事故を防ぐには、自然を甘く見ないこと。そして、大自然の前で人間はちっぽけな存在という、謙虚な気持ちも必要かもしれません。

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