【ファミリー必見】自転車保険をはじめ、暮らしのなかで子どもや家族を守る損害保険

青山美穂さん(36歳)は2歳の男の子を育てながら商社に勤める兼業主婦。

息子の3歳の誕生日に自転車をプレゼントしようと考えていたある日、仲の良い友達からお子さんの自転車事故の話を聞きました。

6歳のお子さんが自転車に乗っているときに歩行中のお年寄りと接触してしまい、その後の処理などでも大変な思いをしたとのこと。

調べてみると、過去には自転車事故によって9千万円、5千万円、2千5百万円など※1多額な賠償金が課せられた事例もいくつかあり、被害者・加害者ともに、事故に遭った後の生活に多大な影響を受けることが容易に予測されます。
 (※1 参照:産経WEST)

我が子にもちょうど自転車を買ってあげたいと考えていたこともあり、不安になってしまった青山さんは、自転車事故に特化した保険があることを知り、R&Cの損害保険のエキスパート浦田さんに「自転車保険」について相談に訪れます。

まずは今、加入している保険を確認。自転車保険は「自身のケガ」と「相手の損害」へのセット補償が一般的

青山さん: 先日、友達のお子さんが遭った自転車事故の話を聞きました。お子さんも相手のお年寄りも大きなケガではなかったのですが、警察への届け出や加入している保険の手続きなど、その後の対応に苦労していました。私も息子の3歳の誕生日に初めての自転車を…と思っているので心配です。そんな矢先に自転車保険があることを知りました。やはりこうした保険に入っておいた方がよいのでしょうか?

浦田さん: お友達のお子さんの自転車事故は大変でしたね。色々と大変だったでしょうが、相手の方のケガが軽くて幸いでした。さて、青山さんのご質問に関してですが、自転車保険は「自身のケガの補償」と「事故の相手への補償」を合わせたものが一般的です。青山さんはどのような事を心配しているのでしょうか?

青山さん: 先ほどの事故のことを思い出すと、自身のケガにも相手への補償にも備えておきたいです。

浦田さん:自転車に関する事故は、これまで傷害保険に含まれていましたが、近年になって自転車事故のリスクが顕在化し、自転車保険として売り出されるようになりました。この自転車保険は、傷害保険(子ども自身のケガの補償)と個人賠償責任保険(事故の相手への補償)を組み合わせたものが一般的な内容となっています。ただ、もし現在加入している保険があるのであれば、特約で補償がまかなえている可能性もあるので、加入している保険があれば、まずはそこを確認することをおすすめします。

損害保険は家族の暮らしを補償する総合的な保険を1つ選ぶことが大切

青山さん: そうなんですね。いま加入している保険に、その部分が備わっている場合もあるとは知りませんでした。では最近耳にする「自転車保険」には加入する必要はないのでしょうか?

浦田さん: まずは現在ご加入の保険での補償内容を確認した方がよいかと思います。もし、現在どの保険にも入られていない…ということでしたら、自転車保険に加入してもよいかと思います。

けれども今すでに加入している保険があって、補償がまかなえているのなら、追加で加入する必要はないでしょう。学校などの団体で総合的な傷害保険に入っている場合もありますし、加入済みの自動車保険の特約として付与されている場合もあります。青山さんは自動車保険などには加入していますか?

青山さん : はい。主人が自動車保険に加入しています。

浦田さん : そうですか。それなら特約を確かめる必要もありそうですね。大切なのは家族にとって不足している補償が何かを検証し、それをカバーする保険商品を探すこと。
重複加入しているものがあれば1つにまとめて「あるべき保険料」で、「必要な補償を受ける」ことが重要です。なぜなら、損害保険は、保険契約ごとに一定額の保険金が支払われるのではなく、実際に起きた損害額によって保険が支払われる(=複数の保険に入っていても出る金額は同じ)だからです。

保険に未加入であれば自転車保険の加入を検討したいところですが、もし現在加入済みの保険があるのであれば、その保険を見直して傷害・個人賠償責任に関する保険の両方が入っているのかということを確認すること。

また日常生活や旅行、レジャーなどで起こりうるリスクも想定して、家族の暮らしに総合的に対応できる内容の保険なのかどうかを見極めたうえで、自転車保険の加入について検討を重ねた方が良いということが分かります。

日常で起きる突然のリスクを補うための「傷害保険」と「個人賠償保険」について正しく知っておく

青山さん : ケガによる入院などに備える保険を選ぶときには、まず自分が加入している保険の内容を見直すことが大切なのですね。自転車保険だけでなく、我が家の暮らしに適した保険をじっくり選びたいと思います。そこで質問なのですが、先ほどから出てきている傷害保険や個人賠償責任保険という言葉…聞いたことはありますが、それぞれ、どんな保険なのでしょうか?

浦田さん : そこを説明していませんでしたね。どちらも損害保険に含まれる保険です。その特徴や種類について一緒に確認しましょう。

浦田さんは損害保険に含まれる2つの保険の内容についての説明を始めました。

浦田さん : 傷害保険とは、突然のリスクによって生じたケガによる入院や通院・死亡、後遺障害が残った場合などに保険金が支払われる保険です。

普通傷害保険(日常生活で発生するケガ)、交通事故傷害保険(交通事故、建物内での火災でのケガ)、海外・国内旅行傷害保険(旅行中のトラブル)、自転車保険などの種類があり、いずれもケガが対象で病気は対象になりません。被保険者は本人ですが、家族傷害保険では本人・配偶者・同居の親族※2なども対象になるので、お子さんの補償もカバーすることが可能です。
(※2 親族とは、被保険者本人の6親等以内の血族および3親等以内の姻族をいいます)

一方の個人賠償責任保険は、日常生活での偶然の事故によって第三者に対して法律上の損害賠償責任が発生した場合に対応する保険で、自動車保険や傷害保険等の特約として加入するのが一般的です。被保険者は同居の親族となることが多いため、世帯主が契約すれば家族全員が対象にできるのが特徴です。

過去には自転車事故によって9千万円を超える多額な賠償金が課せられた事例※3もあります。このような事故では被害者・加害者ともに今後の生活に大きく影響を及ぼします。事故を起こさないことが第一ですが、万一のために保険に加入しておくことが重要になるのです。
(※3 参考:自転車での加害事故例 日本損害保険協会)

日常の中で起きうる様々なリスクに備えるなら、2つの保険に対応しているほうが安心。青山さんも初めて聞く保険の種類と意味をより深く理解できたようです。

代表的な損害保険は「火災保険」「自動車保険」「所得補償保険」の3つ

青山さん : ありがとうございます。これで傷害保険と個人賠償責任保険の内容についてと、どうして2つの保険を組み合わせる必要があるのかが、わかってきた気がします。私も、主人が加入している自動車保険にどのような特約がついているのか、さっそく確認してみます。損害保険には他にも色々な種類があるようですが、どんなものがあるんでしょうか? また、加入するタイミングはいつですか?

浦田さん :いろいろと疑問が出てきましたね。損害保険の適応範囲は非常に幅広いので、知っておくといいと思います。それでは損害保険について、一部ですが身近なところを簡単にご説明させていただきますね。

前述の「傷害保険」や「個人賠償責任保険」以外で、損害保険の代表的な種類には、

火災保険

火災や天災、落書きなどの被害や盗難など、建物や家財に生じた損害に備える

自動車保険

自動車事故の際に搭乗者、第三者への賠償、車などの損害に備える

所得補償保険

会社員や自営業の方が病気やケガなどで働けなくなった場合の収入減を補う

などがあります。

生命保険では一定額の保険金が支払われるのに対し、損害保険では実際に起きた損害額※4によって保険金が支払われる実損払方式が中心となります。
(※4 契約によって定められた保険金額を上限とします)

それぞれの加入のタイミングは、火災保険なら住宅の購入時や住み替え時、自動車保険なら車の購入時となりますが、傷害保険や所得補償保険については明確なタイミングはありません。青山さんがお友達の自転車事故の話を聞いて「うちにも保険が必要では?」と感じたように、日々の不安を抱えたときが加入のきっかけとなりますね。

子どもの自転車事故に備えた「自転車保険」のことで相談に訪れたはずだった青山さん。最終的には加入済みの保険の内容を見直したうえで、改めて「日常生活全般の補償」について検討する…といった、浦田さんの的確なアドバイスを受け、不安の解消はもとより損害保険選びの参考となる多くのヒントが得られたことが大きな収穫となったようです。

どの保険についても、その複雑な補償内容を家族で共有し、把握するのはとても困難です。いざという事態が起きた時に戸惑うことがないように、日ごろから自身の保険について相談できる専門家を見つけておくことも、日々の安心のために必要なのだな…ということを実感しつつ家路についたのでした。

プロフィール

浦田洋平(うらた ようへい)
法人損害保険を中心に個人分野まで幅広い損害保険をエキスパート。
損害保険は、保険金請求するときが一番大事と考えています。
年間3回以上フルマラソンを走る。

得意分野: 賠償責任保険・業務災害補償保険・火災保険・自動車保険
保有記録: フルマラソン3時間48分 ハーフマラソン1時間36分

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