個人年金保険は、老後資金の貯蓄になるの?

個人年金保険はおもに老後の生活資金を準備するための保険です。保険という名前がついていますが、保障にあたる部分はほとんどありません。保険というよりは、貯蓄に近い性質をもっています。

現時点では預貯金よりも利回りがよいので、将来のための資金を準備するために検討しておきたい商品です。

個人年金保険の特徴

個人年金保険の一例を下図に示しました。保険料払込期間中にお金をためて、年金受取期間中にお金をもらうというしくみです。自分がためたお金を増やしてから、後になって受け取るというシンプルな内容です。保険料を支払っている間に、保険に加入している人がお亡くなりになったときは、それまでに支払った保険料が戻ります。

また保険料を支払っている間に、保険に加入している人が高度障害状態や所定の身体障害状態になったときは、それ以後の保険料が免除されます。個人年金保険の魅力は貯蓄性の高さです。

お金の増え方は、取り扱う会社や商品プランによって異なるので、有利な商品についてはインターネットで調べたり、FPに問い合わせたりして確認してください。

また個人年金保険のうち、所定の要件を満たす場合には、個人年金保険料控除の適用を受けることができます。毎年の所得税と住民税が軽減されるので、有効に活用しましょう。

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商品選びのポイント

1.年金の受け取り方はどうすればいい?

個人年金保険の受け取り方には、「確定年金」「終身年金」「保証期間付終身年金」などがあります。「確定年金」は受取人の生死にかかわらず、決められた期間の年金を受け取ることができます。

「終身年金」は、受取人が生きている間は年金を受け取ることができますが、お亡くなりになると年金は受け取れません。「終身年金」の場合、年金の受け取りを開始してからすぐにお亡くなりになると、受け取る年金額が少なくなります。その点を改善したのが「保証期間付終身年金」です。

保証期間中は受取人の生死にかかわらず年金を受け取ることができるので、年金の受取合計額が極端に少なくなることはありません。保証期間が過ぎると、終身年金と同じ取扱いになります。

では、どのような受け取り方をするのがよいのでしょうか。国民年金や厚生年金などの公的年金の上乗せとして個人年金を活用するのであれば、「終身年金」または「保証期間付終身年金」をおすすめします。

公的年金は「終身年金」だからです。公的年金と個人年金を生きている間に受け取れるようにしておけば、長生きしたときでもお金のことを気にしなくてすみます。

一方、「確定年金」は一定の期間に必要となるお金をカバーするために使います。公的年金の受け取り開始年齢が65歳の人が60歳で退職すると、5年間は収入がなくなるので、この期間をカバーするために「確定年金」を利用することができます。60歳で退職しなくても、再雇用されると収入が下がるので、収入減に備えて「確定年金」を使うということあると思います。

2.保障との両立が難しいときの対応

個人年金は老後資金の貯蓄にあたります。たしかに重要なことは間違いありませんが、ご家族を守るために保障も充実させる必要があります。保険と貯蓄を同時に準備すると負担が重くなってしまうので、どちらを優先させたらよいか悩むかも知れません。

そのようなときは、保障と貯蓄を同時に実行しましょう。「終身保険」は保障とともに貯蓄性があります。お金がたまる保険なので、老後は年金として受け取ることもできます。

お金の余裕がないときに無理に「個人年金保険」に加入しなくても、「終身保険」で代用すればよいのです。そして余裕ができたら、「個人年金保険」に加入すればよいと思います。FPと相談することで、あなたにならではのオリジナルプランを作ってください。

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