保険料を安く抑えるために、知っておきたい4つのポイント

【監修: R&C株式会社 ファイナンシャルプランナー 菱村真比古】

長期にわたって支払い続ける保険料は少しでも安く抑えたいもの。
家族に必要な保障はライフステージの変化によって変わっていきます。
現在の契約に無駄な部分や削れる部分がないか確認してみましょう。

知らないと損をするさまざまな割引制度や支払い方法など、
ここでは、保険料を安く抑えるための4つのテクニックをご紹介します。

【目次】
◆ 貯蓄性にこだわり過ぎない。定期保険を活用して合理的に設計
◆ 似たような保障で保険料が違う?複数の会社で比較
◆ 割引をフル活用しよう
◆ 余分な保険料を払わないために、見直しをして適正な保障内容を維持
◆ まとめ

 

貯蓄性にこだわり過ぎない。定期保険を活用して合理的に設計

現在加入している保険はどのような種類の保険でしょうか。

家計の負担を軽くするか、お金を貯めるか、
ライフステージに合わせた保険を考えてみましょう。

保障が一生続く貯蓄型の「終身保険」と、
一定の期間を保障する掛け捨て型の「定期保険」

同じ死亡保険金額でも、保険期間満了時に満期保険金がない定期保険のほうが
保険料は安くなります。

掛け捨ての保険は満期を迎えても何も残らないからもったいないという気持ちから
終身保険を選んでいる方も多いはず。

現在のライフステージに終身保険の保障が本当に必要なのか
一度立ち止まって保険を見直すことが大切です。

子どもの教育費には1,000万円以上かかるといわれています。

子育てなどで家計に負担がかかるこの時期は、
働き盛りである大黒柱に万が一のことがあったときを考えて充実した保障が必要です。

無理をして貯蓄性のある終身保険に加入するよりも、
合理的な保険料で保障が確保できる定期保険を利用し、
余裕がある分を貯蓄にまわすとよいかもしれません。

子育てが落ち着いた後に、老後の生活資金のために貯蓄性のある個人年金保険や
終身保険の加入を検討するなど、保険全体を再考してはいかがでしょうか。

 

似たような保障で保険料が違う?複数の会社で比較

似たような内容の保険でも保険会社によって保険料は違います。

店頭やインターネットなどで保険商品の情報を得ることができますが、
多くの情報の中からぴったりの保険を自分で見極めるのは難しいもの。

会社の商品を取り扱う保険代理店に足を運べば、複数の保険を比較しやすく、
個々のニーズに合った保険を選ぶことができます。

複数の保険から選ぶメリット

  • 同じ条件で保険料の安いものを見つけることができる
  • それぞれの保険会社の特徴を比べて、自分にベストマッチの保険に加入することができる

保険の選択肢が広がれば、一人ひとりの生活にぴったりの保険が見つかりやすくなります。

 

割引をフル活用しよう

保険加入時に気付かない人も多いのが保険の割引制度。

知らないと利用し損ねてしまうので、
契約の前に次のような割引が使えないかチェックしていきましょう。

 

■健康体(優良体)割引・非喫煙者割引

会社によっては、健康体割引を扱っています。
血圧や身長・体重、尿酸値など健康状態が一定の基準を満たした時に適用されます。

喫煙はがんや循環器・呼吸器の病気と関連があり、健康に影響を与えます*。

そのため、一定期間(1~2年ほど)タバコを吸っていないと認められれば、
非喫煙者割引が利用できてお得になる商品もあります。

それぞれの割引になる基準は保険会社によって異なります。

*参考:厚生労働省HP「喫煙者本人への健康影響(がんへの影響)について」
http://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/qa/detail1.html

 

■勤務先の団体割引

勤務先の会社が保険会社と契約していれば、団体扱いの保険に加入できます。

団体割引が適用され、保険料が安くなります。

配偶者や子どもが加入できるものや退職後も続けて加入できるものもあるので、
一度勤務先に確認してみるとよいでしょう。

 

■前納割引

保険料の支払い方法には「毎月払い」「半年払い」「年払い」などがあり、
毎月よりも半年、半年よりも年払いのほうがお得になっています。

また「一時払い」「全期前納払い」という支払い方法もあります。

一時払い: 全保険期間分の保険料を契約時に一度に支払うこと。
複数回の保険料をまとめて払うのではなく、最初から1回分の保険料しか設定されていません。

全期前納払い: 毎年保険料を払う年払いなどの契約で、
契約時に全保険期間のすべての保険料を前もって一度に払い込むこと。
払い込み期日の来ていない将来の保険料は保険会社に預けていることになります。

一時払いは被保険者が亡くなった場合や中途解約した場合も保険料は戻ってきませんが、
全期前納払いは、将来分の保険料は保険会社に預けているだけなので、
死亡時、解約時に期日の来ていない保険料が戻ります。

また、全期前納払いよりも一時払いのほうが保険料は安くなっています。

一時払いや全期前納払いは、一度に多くの資産が必要になります。

預貯金などに余裕のある場合に利用するとよいでしょう。

 

余分な保険料を払わないために、見直しをして適正な保障内容を維持

保険料は家計の固定費なので、少し減ったり増えたりするだけで
家計の負担はずいぶん違います。

今の生活に合った保障内容と保険料なのか、保険は契約してからもメンテナンスが必要です。
どのような点に気を付けて保険を見直していけばよいのか見てみましょう。

 

■適正な保険金額か

加入している保険の保障は高過ぎではありませんか。
保険は万が一のことがあったときに生活していくための資金を補てんするもの。

生活が苦しくなるような保険料なら契約内容の見直しが必要かも知れません。
優先すべき保険は何か、そこにいくら必要なのか、身の丈に合った保険に加入しましょう。

 

■保障の重複を整理

今加入している保険で、保障内容が重なっているものはありませんか?

たとえばがんも対象になっている三大疾病保障特約付きの医療保険と
がん保険の両方に加入しているなど。
必要以上に加入していたら、どちらか一方を解約あるいは減額することも
検討してみましょう。

保険を見直すと、重複だけでなく保障が不足しているところが見つかることもあります。
必要な保障を補ったり不必要なオプションを省いたりして、
自分の健康状態などに合わせてカスタマイズすることが大切です。

社会保障制度からの給付も考慮しましょう。

医療費が一定の金額を超えると払い戻しが受けられる高額療養費制度、
業務外での病気やケガで働けず給料が減った場合にもらえる
健康保険の傷病手当金などがあります。

公的医療保険などでカバーされないところを補うのが民間の保険です。

 

■節目に見直し

結婚や出産、転職や退職時など、家族の収入や支出が大きく変化したタイミングで
保険を見直すのがおすすめです。

払い過ぎてしまっている保険はないか、保障が足りないものはないか、
家族全員の保険の契約書や証書を確認してみましょう。

 

まとめ

どの保険がよいか、どこが削れるかは家庭ごとのライフスタイルによって変わってきますが、
すべての保険を調べて自分で選択するのは至難のワザ。

複数の保険会社の商品を扱う代理店であれば、
その道のプロに現在の家族構成や家計に合った保険を提案してもらえます。

 

保険料を節約するためのポイント

ポイント1 家計に余裕ができるまで掛け捨てタイプの定期保険にする。
ポイント2 同じ商品を複数の保険会社で比較し、コストパフォーマンスの高いものを選ぶ。
ポイント3 使える保険の割引制度をくまなくチェック!
ポイント4 定期的に見直しを行い、無駄な保険はカットする。

 

以上4つのポイントを押さえて、保険料の節約を検討してみてはいかがでしょうか。
目的にあった保険を選ぶほうが断然コストパフォーマンスは高くなります。
保険をよく理解し、無駄のない保険を選んでみてください。

 

監修者プロフィール

R&C 菱村真比古

R&C株式会社 菱村 真比古(ひしむら まさひこ)
中高の教員免許を持つ異色のファイナンシャル・プランナー。結婚や住宅購入のほか、社会保険制度が複雑に絡むライフプランをシンプルに紐解きます。柔軟かつ合理的な相談対応力で活躍中の「女性の人生を豊かにクリエイトするお金と保険のエキスパート」です。

得意分野 : ライフプランニング、住宅ローンアドバイス、相続の準備と対策
保有資格 : トータル・ライフ・コンサルタント(生命保険協会認定FP)、ファイナンシャルプランナー(日本FP協会認定)、DofD認定プロデューサー(T-PEC社認定)、住宅ローンアドバイザー(一般社団法人住宅金融普及協会)、公的保険アドバイザー®

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