このまま独身かも…。ずっとひとりなら、どんな保険がいいの?

もしかしたら、ずっとシングルかもしれない。そう思った途端に押し寄せる不安。
でもこれは、今後の生活設計を考えるべきというサインです。まずお金のこと、保険のことを見直してみましょう。上手に保険を活用することで、将来への不安は払拭できるはずです。

【目次】
40代、生活設計の見直し時を逃さないで
◆ 「必要な保障」と「いらない保障」を見極める
豊かな老後を送るための保険にシフト
◆ 保険は定期的な見直しを忘れずに
しっかりと備え、独身生活を楽しむ

40代、生活設計の見直し時を逃さないで

仕事や趣味に打ち込み、いくつかの恋愛を経て、気づけば独身のまま40歳を過ぎ…という女性が増えています。

日本の40代女性の未婚率は、40〜44歳 19.1%、45〜49歳 15.3(2015年国勢調査より)。この数字は近年上昇を続けています。

未婚率が高い背景には、ライフスタイルの多様化、結婚への価値観の変化で生き方の選択肢が広がったこと、また、女性の立場が向上して経済力のある女性が増えたことなど、多くの要因があります

仕事もプライベートも充実、でも一抹の不安を感じるようになるのが40代。キャリアを重ね仕事の責任も大きくなり、親の介護、自分自身の健康や老後も、リアルな問題として浮上してくるころです。その不安がどこから来ているのかといえば、やはり「お金」。

結婚していれば、夫が亡くなった後に遺族年金が受け取れることもあります。独身の場合は、人生に起こる金銭的リスクをすべて自分でクリアしなくてはなりません。

総務省統計局の平成26年全国消費実態調査によれば、年代別平均貯金額は、40代独身女性で959万円。40歳未満の独身女性 264万円。40代独身男性 796万円

この金額からも、40代独身女性が切実な金銭的不安から将来に備えようとしている姿が浮き彫りになります。

不安を感じ始めた今こそ、これからの生活設計を考えるとき。まだ体力も経済力もある40代なら、老後資金を計画的に増やしていくことも可能です。

漠然とした不安を募らせるのでなく、むしろしっかり向き合うことで、さまざまな心配を減らしていけます

※生涯未婚率(その時点において今後一生涯結婚しないであろう人の割合)
2020年には男性 約26%、女性 約17%、2030年には男性 約30%、女性 約23%になる見通しです。

【参考資料】
「平成22年国勢調査」「人口等基本調査結果 結果の概要」 p22表Ⅲ-2
「第15 回出生動向基本調査」(2015年国立社会保障・人口問題研究所)

「必要な保障」と「いらない保障」を見極める

老後資金を考えるとき、保険の見直しは有効です。無駄を省き、効果的な組み立てをしたいもの。

充実させておきたい「医療保険」

生きていく上で、真っ先に考えたいのは「健康」への対策。生活習慣病がそろそろ出てくる40代。思いがけず、がんなどの大病に見舞われ、多額の治療費がのしかかることもあります。

40代では、親も高齢になっていて援助は期待できませんから、治療費は自分で工面しなくてはなりません。こうした大きな出費に備えることは、生涯独身で老後を過ごす際にも大切なことです。

このため、40代独身女性には「医療保険」は必須。現在、医療保険に入っているなら、保障内容をよく確認すること。

最近は、入院日数が短期化傾向。昔の保険は5日以上など長期間の入院にしか対応しないものが多かったので、20代で入った保険などは、何日の入院から給付金が支払われるかをチェックし、場合によっては見直しをしてください。

さらに40代は乳がん、子宮がんなどの女性疾病の発症リスクが高くなります。医療保険に、女性疾病特約がん特約などをつけておくと安心です。万全に備えたいなら、医療保険とは別に、「がん保険」への加入を考えてもいいでしょう。

働けなくなったときの保険も視野に入れて

病気で働けなくなることも想定されます。治療費で思わぬ出費、さらに収入が減るとなると、自活する独身女性にはダブルパンチ。そうした事態をカバーしてくれるのが「所得補償保険」や「就業不能保険」

会社員や自営業者の方などが病気やケガで仕事ができなくなった際の収入減を補う保険です。入院時の収入減に備えるなら、医療保険の入院日額を厚くするのも一手です。お勤めなら健康保険から「傷病手当金」が支給されることもありますが、こうした保険を持つことで、より安心して治療に臨めます。

生命(死亡)保険はコンパクトに

特別な誰かにお金を残したいという場合以外は、40代独身女性に高額な死亡保障は必要ありません。親族に迷惑が掛からないよう、死後の整理資金(葬儀代・家財や持ち物などの処分費用など)として200万~300万円程度を用意しておけば充分。契約している生命保険の死亡保障金額を確認して、多過ぎる場合は見直してください。

豊かな老後を送るための保険にシフト

自分の健康以外にも、親の介護、老後の生活費や住まい、自分自身の介護など、不安要素満載で混乱しそうですが、まずは老後資金として最低いくら必要なのかを把握して頭を整理しましょう。

老後に必要な資金を計算してみる

老後の生活費は生活レベルによって格差があります。さらに持ち家か賃貸か、旅行や趣味を楽しむ余裕ある生活を望むか、によっても金額は変わります。ごく平均的なケースとして大雑把ですが、このように計算することができます。

独身女性の1か月の生活費は平均20万~25万円。60歳時点の平均余命は約29年なので、

60歳時点で必要な生活費総額: 20万円×12か月×29年 = 6,960万円…A
(月25万円の場合は 8,700万円)

平均的な年金受取額として月12万円を65~86歳まで受け取ると、
公的年金総額: 12万円×12か月×21年 = 3,024万円…B

必要な貯金額から公的年金の総額を引きます。

A. 6,960万円 ― B. 3,024万円 = 3,936万円


さらに、3,936万円
から、「個人年金」「現在の預貯金」「退職金」「生命保険の満期金」などを差し引いた金額が、60歳までに貯蓄したい老後資金となります。

預貯金、年金の額などは人によって異なるので、ご自分の金額で計算してみてください。(親の介護費用を援助する、将来シニアマンションを購入など予定がある方は大まかな金額を加算してください)

このようにして具体的な金額が出てくると、対策も立てやすくなるはずです。

保険で貯める、老後の資金

公的年金は年々削減傾向にあり、生活費も賄えない金額なのはご存じのとおり。銀行の金利も低い昨今、老後資金を貯めるには、貯蓄性のある保険にも目を向けてみましょう。

「個人年金保険」は月払いや年払いで保険料を積み立てて、将来、年金を受け取れる保険です。要件を満たせば生命保険料控除の対象になり、節税もできます。

さきほど、「生命保険の死亡保障は最低限で」とお話しましたが、その見直しで浮いたお金を個人年金保険に回すというのも賢い方法です。

保険は定期的な見直しを忘れずに

自身の健康や仕事による生活の変化、親の病気で、生活設計を変更せざるを得ないこともあります。そうした場合はその都度、保険の見直しを。

また何もなくても、年末調整のとき(保険料控除の証明書の提出時期)や誕生月など、時期を決めて年に1回は、保険や貯蓄の再点検をするようにしましょう。不要な保険は削り、必要なものをプラスして、常に自分サイズの保険にしていくことは、節約にもつながります。

また男女ともに50代から病気のリスクは急激に高まります。自分が要介護となったときの備えとして、「介護保険の加入も50代に近づいたら気にかけてもいいかもしれません。公的な介護保険だけでは万全と言えないためです。

しっかりと備え、独身生活を楽しむ

このように、医療保障は手厚く、死亡保障は最低限に。そして年金保険などで老後の生活資金作りをしていきましょう。

独身であるということは、「孤独」、「頼る人がいない」など、マイナス面が強調されがちですが、誰にも拘束されず自由に生き、自身の夢を実現しやすいということは、独身だからこその特権です。

上手に保険を活用し、お金と付き合いながら、将来に備えてください。それによって、今の自由な生活をいっそう楽しめるようになるかもしれません。

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