非喫煙者は保険料が安くなる?改めて考えるタバコと健康

喫煙はがんをはじめ健康にさまざまな悪影響を及ぼします。そんなことから考案されたのが電子タバコというわけですが、では電子タバコには害がないのでしょうか。

またタバコが影響する病気や喫煙の有無によって保険料が変わってくることも。喫煙と健康について、改めて認識を深めましょう。

【目次】
◆ 肺がんだけではない。次々と明らかになるタバコが影響する病気
◆ 世界で広がるタバコの規制と対策
◆ タバコを吸わなければ保険料が安くなる!
◆ タバコはどうしたらやめられる?

 

肺がんだけではない。次々と明らかになるタバコが影響する病気

タバコが原因とされる発病気の代表「肺がん」。昨今の研究により肺がんのほかにもタバコによって引き起こされる病気が多くあることがわかってきました。

タバコが影響する主な病気

COPD(慢性閉塞性肺疾患): 主な原因は長年喫煙をすることで、肺の細胞が壊され、息をするのが困難になる病気です。
脳卒中・心筋梗塞: タバコの煙に含まれる有害物質により、血管が傷つき脳や心臓をはじめ、さまざまな箇所の血流が悪くなります。
舌がん・歯周病・咽頭がん: 煙を直接受けることにより、口内の細胞が傷つきます。
胃潰瘍・胃がん・食道がん: タバコの煙は胃や食道の粘膜の抵抗力を弱らせるため、消化器系にも影響をおよぼします。

厚生労働省の調査によると、喫煙する男性は非喫煙者よりも肺がんによる死亡率が4.5倍。喫煙者は非喫煙者に比べて心筋梗塞や狭心症、脳卒中の死亡の危険性が1.7倍高くなるとあります。タバコを吸うことで免疫力が低下し、普段から風邪をひきやすくなったり、体調を崩した後に回復するのが遅くなったりと、日常生活にも影響を及ぼすことがわかっています。

日本だけでなく海外でもタバコに対する健康被害を減らすためさまざまな対策が取られています。

参考:厚生労働省「喫煙の健康影響について」

世界で広がるタバコの規制と対策

世界保健機関(WHO)は喫煙が健康、社会、環境に及ぼす悪影響から、将来の世代を守ることを目的として、2005年「たばこ規制枠組み条約(FCTC)」を取り決めました。この頃から世界では急速にタバコの規制が広まりました。具体的にはどのような制度があるのでしょうか。

現在のオーストラリアでは、日本以上に喫煙できるスペースが限られており、通常建物内での喫煙は禁止です。価格は25本入りで約2,000円するものもあり、高級嗜好品としての位置付け。世界で初めてタバコ全体に統一のパッケージの使用を義務付け、インパクトの強い広告も喫煙者からタバコを遠ざける手段として有効活用されています。

アジアで一番たばこ規制が厳しいといわれるタイでは、公共交通機関やホテル、レストランなど人が集まる場所での喫煙は禁止されています。禁煙エリアでの喫煙や、歩きタバコ、ポイ捨てには罰金が科せられます。また、ブータンではタバコの販売自体が禁止されています。

日本は世界の国々に比べて、タバコ規制の後進国。喫煙者はもちろん、非喫煙者の副流煙などにも配慮した社会になることが期待されます。

タバコを吸わなければ保険料が安くなる!

体に悪い影響を及ぼすことは誰もが知っているタバコ。喫煙者が保険に加入するとき、非喫煙者と比べて保険料は変わるのでしょうか。

■非喫煙者には保険料が割り引かれる?

非喫煙者は喫煙者に比べて死亡率や罹患率が低く、保険金の支払いリスクが少なくなります。保険会社によっては非喫煙者の保険料割引制度を設けており、非喫煙者と認められれば制度が適用されます。

保険加入者が喫煙者か非喫煙者かは、唾液を綿棒で採取して調べる「コチニン検査」という方法でます。およそ1年以内に吸っていた場合、コチニンという物質が体内に残っているので陽性の結果になります。

さらに一定の基準をクリアして「健康体」と認定されれば健康体割引が適用されることもあります。まずは1年禁煙して、被保険者割引の適用を目標にしてみるのはいかがでしょう。

タバコはどうしたらやめられる?

タバコの煙には4,000種類以上の化学物質が含まれ、そのうち200種類が有害といわれ、さらに発がんが疑われる物質は60~70種類ともいわれています。煙に含まれるニコチンには麻薬のヘロインと同様の依存性があり、やめることを難しくさせています。では、禁煙にはどのような方法があるのでしょうか。

■LAIFがおすすめする禁煙法

・ミントタブレット、ガムなど
簡単でお金のかからないのは、タバコを吸いたくなったときにミントタブレットやガムを口にする方法。ミントには心を落ち着かせる効果があるといわれており、吸いたい気持ちを抑えるのにおすすめです。

・節約、貯金
タバコを買うお金を貯める、一本我慢できたら貯めるなど、目標を決めて禁煙する人も多いようです。貯まったお金で自分にご褒美を買うと、より充実感が得られます。

一人でいるときはなんとか我慢できても、お酒のある席などで吸いたくなる人が多いようです。しばらくは吸いたくなる状況や喫煙者が集まる場所を避ける行動も必要です。

■最終手段は禁煙外来

何度禁煙に挑戦しても失敗してしまう人や、自分だけではどうしてもやめられない人には「禁煙外来」がおすすめです。要件を満たせば、健康保険も適用されます。

禁煙外来とは、医師によって禁煙治療ができる専門外来の科目のこと。初診ではニコチン依存症のチェックや、息に一酸化炭素がどのくらい含まれているか濃度の測定をします。ニコチン依存症と診断されると、医師と相談の上禁煙補助薬を選択して12週間ほどの治療を進めていきます。医師と一緒に禁煙を進めるので、ほかの禁煙法よりも成功率が
いずれの禁煙方法も一番大変なのは最初の1週間。2週間を超えるとだいぶ楽になるようです。

■無煙タバコや電子タバコとはどんなもの?

海外ではファッションの一つとしてブームになった電子タバコ。気になる健康への影響はあるのでしょうか。

・無煙タバコ
加工したタバコの葉を入れた小袋を上唇に挟んで使用する「無煙たばこ」。ニコチンだけでなく、「たばこ特異的ニトロサミン」など多くの発がん性物質を含んでいます。紙巻のたばこと同様に依存性もあり、循環器系や口腔内に健康被害をおよぼす可能性があります。

・電子タバコ(加熱式タバコ)
味や香りのする液体を電気の力で熱し、蒸気を吸いこむ「電子タバコ」。蒸気に発がん性物質が含まれると提言する専門家もいるようです。国内では医薬品医療機器等法によりニコチンが含まれているものは販売してはいけないことになっています。しかし、2014

最近ではフィリップモリスの「iQOS アイコス」、JTの「Ploom TECH プルームテック」といった製品がよく知られています。
無煙たばこや電子タバコはまだ歴史が浅く、具体的な害はまだわかっていません。しかし、ニコチンが含まれるものは中毒になりやすいのも事実。メーカーが健康リスクを低減していると言っているものもありますが、リスクがゼロというわけではありません。健康を第一に考えて検討しましょう。

参考:厚生労働省「無煙たばこ・スヌースの健康影響について」

タバコは「百害あって一利なし」というのは、医療関係者の一致するところ。
禁煙すれば保険料も安くなり、健康な体を維持することもできます。、禁煙を考えてみてはいかがでしょうか。

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