寒い時期になるとココアが恋しくなりませんか。
ココアに含まれるカカオポリフェノールは、さまざまな効能があると話題になっています。
冷えや便秘、虫歯予防、美白やアンチエイジング、さらにダイエット効果も期待でき、美味しく飲んで健康増進!
ココアの効能や飲み方を紹介しましょう。
【目次】
◆ 体にいいと話題のココア。どんな効果があるの?
◆ カカオポリフェノールの抗酸化作用って?
◆ ココアには栄養もたっぷり
◆ ひと手間加えただけでリッチ気分。美味しい楽しみ方
◆ 最後に
体にいいと話題のココア。どんな効果があるの?
ココアは優しい甘さと温かさから、体にも優しいイメージがありますよね。
実はココアには、健康に関するさまざまな効能が報告されています。
ココアの原料であるカカオ豆は、昔から嗜好品としてのほかに、疲労回復やエネルギー源として重宝されてきました。
最近の研究では、感染予防や免疫力の向上、皮膚の再生や炎症抑制の効果、高血圧や動脈硬化の予防・改善の効果、冷え性回復など、さまざまな効果があることがわかってきています。
ココアはまさに健康飲料ですね。
カカオポリフェノールの抗酸化作用って?
ココアに含まれるカカオポリフェノールの効能の第一は、抗酸化作用。
抗酸化作用とはアンチエイジング、老化を防止する作用のこと。
人は紫外線を浴びたり、加齢やストレスなどによって、体内に活性酸素が蓄積されていきます。
活性酸素は呼吸によって体内に取り込まれた酸素の一部(約2%)が変質したもの。
強力な酸化作用による殺菌力で、ウイルスや細菌などから私たちの体をガードしてくれるメリットはあるものの、一方で細胞にも酸化によるダメージを与えてしまいます。
それが肌を老化させたり、病気を引き起こす原因になったりするのです。
カカオポリフェノールにはこの活性酸素を除去する作用があるので、皮膚のダメージを和らげるアンチエイジング効果をはじめ、がん予防、免疫力の向上、動脈硬化といった生活習慣病の予防・改善が期待できるとされています。
ココアには栄養もたっぷり
ココアには、栄養も豊富に含まれているといわれています。
主な栄養素は、タンパク質、脂質、糖質、食物繊維、ミネラル類、フラバノール、テオブロミンなど。
食物繊維はごぼうよりも多く含まれていて便秘解消に。
ミネラル類は特に亜鉛が豊富で、亜鉛には皮膚を再生する働きがあります。
またポリフェノールには、炎症抑制の働きがあるので、皮膚再生と炎症抑制効果で、けがが治りやすくなります。
ポリフェノールの一種、フラバノールは記憶力が向上するという効果が報告され、さらにココアの苦み成分であるテオブロミンには体に脂肪を蓄積させない作用があるので、ダイエット効果も期待できます。
ひと手間加えただけでリッチ気分。美味しい楽しみ方
では、ここでココアにちょっとひと手間加え、より美味しくいただくコツをお教えしましょう。
ココアパウダーは、そのままお湯に溶かすだけでなく、鍋で煎りながら牛乳を足していくと、本格的で香りのよいココアが楽しめます。
そして、仕上げに生クリームを入れると、クリーミーでリッチな味わいに。
生クリームはそのまま入れてもいいですが、泡立ててから加えると、よりやさしい口当たりが楽しめますよ。
好みのジャムを入れてフルーティーな味わいにしてもよし、ブランデーを数滴たらして大人の味わいにするのもいいですね。
はちみつを入れたり、すりおろしたショウガを入れたりと、まだまだいろいろな楽しみ方があります。
お気に入りの飲み方を見つけて、ほっと一息リラックス。
最後に
ココアには美容面、健康面でさまざまな効能があることがわかります。
飲むと体が温まりリラックスできるだけでなく、アンチエイジング、美肌、感染症予防、免疫力の向上、がん予防、生活習慣病の予防・改善、便秘解消、ストレス緩和、記憶力アップ、ダイエットなどの効果が期待できます。
ココアは気軽に飲めるので、季節を問わず年間を通して飲むようにしたいですね。
リラックスタイムや体を温めたいときなどに好きな飲み方で楽しんで、心と体を元気に導きましょう。