【30代以上のビジネスマン必読】「痛風」の原因はビールだけではない!あの意外な食品も

ある日突然、激痛に襲われるという「痛風」。2004年で患者数が約90万人、1995年と比べるとその数は2倍で、急速な増加傾向と30代での発症など若年化が進んでいます。
患者の男女比率は男性が98.5%、女性が1.5%と男女差がはっきりとしています。

飲み会や会食の機会が多いビジネスマンのお父さんに、痛風とはどんな病気なのか、なぜ明らかな男女差があるのか、原因や治療、予防法をご紹介します。

そもそも「痛風」ってどんな病気なの?

◆痛風とは

痛風は、血液のなかの尿酸の濃度「尿酸値」が高くなる病気です。
新陳代謝でプリン体が分解されると、最終的に老廃物として尿酸が作られます。通常、尿酸は尿とともに体外に排出されますが、作られる量が多いと血液中にあふれ出してしまいます。

このような状態で上限の尿酸値7.0mg/dLより高いと「高尿酸血症」、ある日突然激痛を伴う関節炎が起こることを「痛風発作」と言います。発作は1週間から10日程度で治まりますが、放っておくと発作を繰り返し、腎臓病や尿路結石などの合併症を引き起こしかねません。

◆なぜなるの?原因は

痛風の原因となる尿酸はプリン体から作られます。プリン体は体内で作られるものと食事で摂取するものとに分かれます。
体内で作られるものは細胞の新陳代謝の結果なので、気を付けなければならないのは体に摂取する食事です。

痛風になる原因として、過食、飲酒、運動不足、肥満、ストレスなどの生活習慣などがあげられます。
女性は女性ホルモンが尿酸の排出を助ける働きがあるため、男性よりも痛風にかかりにくくなっています。

◆どんな症状があるの?

痛風発作の症状としては、

・足の親指の付け根の関節などに激痛が走る
・足首や膝の関節が赤く腫れあがる

高尿酸血症では自覚症状がありません。痛風発作や合併症などによる発作や痛みが生じない限り、これといった自覚症状がないところが怖い病気と言われています。

なってしまった場合の4つの治療法~治療に必要な費用って?

尿酸値を7.0mg/dLよりも下げなければ、再び発作に見舞われる可能性があります。発作をやり過ごしていると尿酸が体内に溜まってしまいますので、適切な対応が必要です。
治療法として「薬物」「食事」「飲酒制限」「運動」の4つの療法があります。

1.薬物療法

痛風発作による関節の痛みや炎症には、内用薬(飲み薬)と外用薬(塗り薬)を使います。
その後、体内に溜まっている尿酸をゆっくりと下げる内用薬を使います。

2.食事療法

食習慣を改善して、尿酸値をコントロール。プリン体を多く含む食品を避けることが原則です。プリン体の1日の摂取量が400mgを超えないようにします。プリン体を控えるために食事の総カロリーも控えます。

3.飲酒制限 

プリン体を含む含まないにかかわらず、アルコールが代謝されるときには尿酸値が上がるため、飲み過ぎは避けましょう。

4.運動療法 

痛風や高尿酸血症の方は肥満やメタボリックシンドロームであることも多いので、運動を継続することで体重を適正に保つようにします。
激しい運動(無酸素運動)は一時的に尿酸値を上げるため行わず、普段から階段を利用する、一駅歩くなどの有酸素運動で日常的に体を動かすことが重要です。

痛風の治療費は、1か月1万5千円程度で、自己負担額は3千~5千円程度です。経過を確認するための検査費は1回数千円程度。しかし治療が長期間にわたるため、総額として高額になる傾向があります。

ビール=痛風ではない!意外な食品が原因にも

痛風の原因と思われがちなビールはどうでしょう? 他のアルコールやプリン体を多く含む食品も併せてご紹介します。

【アルコールのプリン体含有量】

ビールなどの醸造酒に多く、焼酎などの蒸留酒には少ない傾向があります。
毎日の飲酒はプリン体を上昇させる原因となりますので、注意が必要です。

・ビール(3.3~6.9mg/100mg)
・地ビール(5.8~16.6mg/100mg)
・発泡酒(2.8~3.6mg/100mg)
・日本酒(1.2mg/100mg)
・ワイン、ブランデー(0.4mg/100mg)
・ウイスキー(0.1mg/100mg)
・焼酎25%(0.0mg/100mg)

【プリン体を多く含む食品】 

プリン体の含有量が300mg以上のものは「極めて多い」、200~300mgのものは「多い」と分類されます。
乾物は水分が低いためプリン体の含有量が相対的に高くなります。

・煮干し(746mg/100g)
・鰹節(493mg/100g)
・あん肝(399mg/100g)
・干し椎茸(379mg/100g)
・白子(300mg/100g)
・レバー類(210~320mg/100g)
・エビ、イワシ、アジ、サンマ(200~300mg/100g)

保険に入るときに気を付けたい落とし穴

痛風の状態で発作が起きると保険加入が難しくなるケースがあります。それはどうしてなのでしょうか?

発作が起こるのは血液中に溜まった尿酸が尿酸塩と呼ばれる結晶を関節に作り、それが剥がれ落ちたときに白血球による攻撃を受け炎症を起こすからです。結晶は関節だけでなく臓器にも溜まります。

発作を起こすほど尿酸値が高い場合、脳血管障害や腎臓病などの可能性が高まってしまうからなのです。一度かかってしまうと大変な病気だといえます。

まとめ

痛風は誰もがなり得る可能性のある生活習慣病です。
毎日の食事、飲酒、運動に注意を払うことにより、自分で予防ができる病気でもあります。

まだ痛くないから、忙しいから、若いからと油断せずに、暴飲暴食を慎み、適度な運動を行いましょう。自分の体を守るのは自分次第です。

参照:
日本痛風・核酸代謝学会「高尿酸血症・痛風のガイドライン」
日本生活習慣病予防協会「高尿酸血症/痛風」
痛風財団「痛風を知って、痛風を予防しよう」 
帝人ファーマ「尿酸下げるプロジェクト.com」 

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Writerこの記事を書いたライター

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