保険でお金が貯められる! 賢い人は始めている保険での貯蓄・節税・節約

日本経済にはまだ回復の兆しはなく、年金の不安もあり…となると、せめてもの自己防衛策として「貯金」に目が向きますが、この低金利時代、銀行に貯金をしても利息はスズメの涙です。

そこで検討してみたいのが保険での貯蓄。株や投資信託のようなリスクが少なく、貯蓄の新しいスタイルとして注目度が上がっています。

貯蓄にもなる保険って、どういうものですか?

ひと言で言えば、保障だけでなく、お金もたまるのが「貯蓄型保険」
終身保険(死亡保障)、個人年金保険、学資保険、養老保険などが相当します。
保険料を積み立て、満期時には加入時に設定した金額が受け取れます。

例えば、35歳の男性が満期金1000万円、払込期間20年の養老保険に加入の場合。
月々の保険料39840円×240か月(20年間)=支払い総額956万1600円
満期金1000万円―956万1600円=利益43万8400円

20年後の社会の経済状況や物価によっては、この利益が格段にお得とは言い切れませんが、定期預金よりは利率が良いのは確か。

さらに保険期間中に死亡や重度障害状態になったときは、死亡保険金または重度障害保険金が支払われます。

これが預金とは違う貯蓄型保険ならではの魅力です。

貯蓄型保険のメリットとデメリット

貯蓄型保険にはメリットだけでなくデメリットもあります。検討するときには、それを知っておくことが大事です。

メリット~保障を持ちながら安全にお金が殖やせる

*最大の利点は、貯蓄と、万が一の保障が共存していることです。

*貯蓄型保険を選ぶとき、ポイントになるのは、返戻率(へんれいりつ)
返戻率(%)=満期金÷支払い総額×100の計算で算出できますが、つまり払った金額に対して、いくら戻るかということ。
返戻率が100%を超えて高いほどお得な商品、100%以下だと元本割れになります。
この返戻率から見ても、一定の条件を満たせば、定期預金よりはかなりお得です。

*株や投資信託に比べ、ほとんどの商品においてリスクが少ないので、堅実にお金を殖やせます。

*満期日や金額が自分で決められるため、教育資金やマイホーム資金、老後資金など将来の大きな出費に備え、計画的に貯蓄ができます。

生命保険契約者保護機構の存在も安心要素のひとつ。これは生命保険会社が経営破綻した場合に保険契約者を守るシステムで、責任準備金(保険会社の積立金)の90%までが保護されます。
保険会社が倒産しても、積立金のすべてが消滅することはありません。先行き不透明なご時世、長期間に渡りお金を預ける貯蓄型保険にはメリットの大きい仕組みです。

参考:生命保険契約者保護機構

デメリット~保険料が高い、途中解約で目減りのリスクも

*難点は、保険料が高いこと。それを長期間払い続けられる余裕が必要です。

*途中解約すると解約返戻金が受け取れますが、それまでの支払い総額を下回ることもあります。

*保険料は保険会社によって運用されるので、世界経済の影響を多少なり受けます。
またインフレになってお金の価値が下がると、1000万円が、今の900万円、700万円などの価値にしかならないという事態も起こり得ます。
ただし、これは銀行預金で持っていても同様です。

貯蓄型保険にはどんな種類がありますか

貯蓄型保険の代表格は以下の6タイプ。このほかに学資保険も貯蓄型保険のひとつです。

低解約返戻金型終身保険 

死亡時の保障が生涯続く終身保険の中でも、保険料払込期間の解約返戻金を抑えることで、一般の終身保険より保険料が割安になっているのが特徴。
支払い満了前までは低金利ですが、支払い満了の時点で解約返戻率が跳ね上がり、返戻金(貯蓄額)が殖えます。
加入時の条件により、解約返戻率が100%を大きく上回るものもあります。
貯蓄性の高さで人気があります。

一時払終身保険 

はじめに一括で保険料の全額を支払ってしまうタイプの終身保険です。
最初に支払いが完了しているので、一般の終身保険よりは解約返戻金が若干早く殖えていきます。
最終的に大幅に殖える商品ではありませんが、生涯保障の保険もついており、銀行預金よりはメリットがあります。

養老保険

満期までお金を積み立て、満期時には利息が上乗せされた金額(満期保険金)が支払われます。
契約者が死亡した場合は、保険成立の翌日から死亡保険金(満期金と同額)が受け取れ、死亡リスクにもしっかり対応。
満期保険金があるため保険料は高めですが、保険料を払うこと自体が貯蓄になる保険と言えます。

個人年金保険 

死亡保障はありますが、基本的に保険機能はほとんどなく、老後に備えて貯蓄するための保険です。
年金という名のとおり、年ごと(または月ごと)に一定金額が振り込まれます。
終身タイプもありますが、10年や5年の確定タイプが最近の主流。年金受け取り総額が確定していて安心感があります。
所得控除が受けられるので、節税効果もあり、見た目の返戻率よりも有効な貯蓄法と言えます。

変額保険  

保険料の一部が株や債券などで運用され、その運用実績により、年金や解約返戻金の金額が増減します。
加入時に設定した500万円が、550万円にも逆に450万円にもなる運用リスクがあり、それは契約者の自己責任となります。
ただ運用状況に関わらず、死亡保険金の額は保障されています。
保険料は一般的な保険よりは割安で、運用しながら生命保険も持ちたいという方向きです。

外貨建て保険

契約者が支払った保険料を保険会社がドルやユーロ、豪ドルなど、日本円より金利の高い外貨で運用して積み立てていく保険です。
外貨建てなので為替変動リスクがあり、そのため将来受け取れる金額が変わります。
ただ予定利率(割引率)が高いので、保険料が安く、通常の円建て商品よりも高い保障が安い保険料で用意できる点が魅力です。

学資保険については「学資保険で教育資金を上手に殖やそう!知って得する 保険の裏ワザ」をご参照ください。

貯蓄型保険の節税効果も押さえておきたい

個人年金保険は「保険料払込期間が10年以上」などの条件をクリアすれば、個人年金保険料控除が受けられます。

その年に払った保険料から算出した額が所得から差し引かれるので、所得税や住民税がそのぶん安くなります。

ちなみに生命保険は一般生命保険料控除、介護保険や医療保険は介護医療保険料控除の対象です。

また死亡保険金は、法定相続人1人につき500万円までが非課税枠になっています。
ある程度まとまった金額を死亡保障のある生命保険や終身保険にしておくのは、有効な相続税対策になります。

生涯の保険料を安くして、返戻率を上げるという方法も

支払い方法を変えることで、保険料総額を安くできます。安くなれば、返戻率が上がります。
つまりそれだけ節約できるということ。コツは「短く」、「まとめて」、「早く」の3つです。

短く払う 商品によっては保険料の払込期間を短期化できます。そのぶん月々の保険料は上がりますが、割引があります。

まとめて払う 保険全般に言えますが、月払いでなく年払いにすると割引特典があります。保険会社によって割引率には差があり、おおむね3~4%が目安です。

早く払う 加入時に、保険料払込期間満了までの年払保険料を一括で支払い(全期前納)すると、前納割引が適用されます。

割引を上手に利用して、浮いたお金は保険以外の貯蓄に回すのも賢い方法ですね。

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Writerこの記事を書いたライター

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