人生の節目がベスト? 医療保険に加入するタイミング

病気もケガも思いがけないときにやってくるもの。だれにでもそのリスクはあります。元気なときには必要性を感じませんが、入院や手術に直面して初めて「入っていて良かった」と思うのが、医療保険です。

人は歳を重ねるほど、病気になる確率が高まります。若く健康なうちに医療保険の知識を持つことは、将来のリスク回避につながります。テレビ CM などでもお馴染みの医療保険ですが、実際どういうものなのか、保険ビギナーのための基礎知識をご紹介します。

妻の医療保険ってホントに必要なの ?

医療保険とは、病気やケガで入院や手術をした際に給付金がもらえるもの。入院手術の際、医療費には健康保険などの公的保障が適用されます。しかし、差額ベッド代、医療費の自己負担分、先進医療などは全額自費になります。さらに、入院時の食事代、日用品、テレビカード代、家族の交通費など意外に細かい出費が多く、ちりも積もれば山。

また、夫婦の場合、夫の医療保険は優先しても、妻は後回しになりがちですが、妻が入院すると、夫の外食代、場合によっては家事代行費用、ベビーシッター代など思わぬところに出費が発生します。夫にも妻にも医療保険はやはり必要。

目安として、入院 1 日当たり 5,000〜10,000 円は自費となるので、その分を医療保険でカバーしたいもの。医療保険は、突然の入院手術から家計を守る、いわば「人生の必要経費」です。

小さい子どもも医療保険に入るべき ?

小さい子どもは急な発熱やケガで病院のお世話になることが多いもの。子どもにも医療保険が必要かも…と思うのは当然の親心です。でもあわてなくても大丈夫。と言うのも、子どもには国や地方自治体の健康保険、乳幼児医療費助成制度、義務教育就学児医療費助成制度などの公的助成が充実しているからです。

自治体により金額など違いがありますが、15 歳の年度末までは通院、入院ともに助成されるケースが多いようです。ただし、入院手術となれば、助成があっても、雑費や付き添いのベッドレンタル代などは実費ですし、大きな病気やケガで入院が長引くこともあり得ます。

保険加入を考えるなら、助成が切れる 15 歳ごろで検討しても遅くはありませんが、万全に備えたいなら、子どもの長い人生へのギフトという意味も込め、小さいうちに生涯保障の医療保険に入るというのもひとつの方法です。

医療保険の入りどきはいつ ?

人生に訪れるさまざまな節目は、保険を考えるいいタイミング。例えば、結婚したとき、結婚生活が落ち着いて子どもを作りたいと思ったとき、出産したとき、ローンを組んで家を建てたとき、子どもが独立したとき…。新たなステージでその後の人生をしっかり歩んでいくために、病気への備えはすべての要です。

医療保険は、病気になってからでは加入できない場合も多いので、やはり健康な今のうちに入っておきましょう。病気やケガで入院手術となる確率は年齢とともに高くなるため、掛け金も比例して高額になっていきます。若く元気なときに入れば、掛け金を安く抑えられるメリットがあるのです。

さらにこれから子どもを持ちたいという女性なら、妊娠前に入っておくのが得策。正常分娩でなく、帝王切開や早産、流産になったとき、そのあとに入りたい保険への加入が難しくなることがあるためです。

医療保険にはどんなタイプがあるの ?

医療保険には、終身型と、一定期間の保障の定期型があります。終身型は一生涯保障が続き、掛け金はずっと変わりません。定期型は一定期間で保障が切れる仕組みになっていて、更新するとその都度掛け金が上がります。

掛け金に関しては、当初は定期のほうが安いのですが、生涯の掛け金を合算すると長生きをするほど終身のほうが割安になります。

保険を見比べて、似た内容なのに掛け金に差があるときは、入院限度日数の違いをチェック。保障日数が長いほど掛け金は高くなります。従来は 1 入院=60 日~180 日型がほとんどでしたが、入院日数自体が短期化傾向にあるので、30 日型や、日帰り入院、1 泊 2 日入院に対応した保険も登場しています。

根強い人気があるのが、日本人の三大疾病、「がん(悪性新生物)」「心疾患」「脳血管疾患」に手厚い保険。これらの病気は入院日数が長期化する可能性もあるため、保障日数無制限、一時金支給などの特典が含まれた商品もあります。

さらに、2 人に 1 人はがんになる時代に即した「がん保険」、女性特有の病気に特化した「女性専用保険」もニーズが高まっています。

高額療養費制度についても知っておきたい

日本の健康保険制度では、医療機関に払う自己負担はほとんどの人が 3 割程度に抑えられていることはご存知のとおり。このほかにも公的保障として、出産時には子どもひとりあたり 42 万円の出産育児一時金が支給されます。また、会社員や公務員は病気やケガで長期休む場合は傷病手当金が給付されます。

覚えておきたいのが「高額療養費制度」について。高額療養費制度とは、健康保険対象の治療で 1 か月あたりの自己負担が一定の金額(自己負担限度額)を超えると、オーバーした金額があとで払い戻される制度のこと。

例えば、一般家庭で 100 万円払った場合、数か月後には 91 万円ほどが還付されます。とは言え、9 万円の支払いは家計には痛い出費ですし、治療費以外にも雑費がかかります。公的保障では賄いきれない部分を補ってくれるのが医療保険なのです。

医療保険の選び方~保障内容をよくチェック

各保険会社から種類豊富な保険商品が出ています。パンフレットを見比べる、ネットで検索する、保険会社の相談窓口や保険ショップで相談するなど、幅広く情報を集めましょう。不安が募ると、必要以上に手厚い保険を選びがちですが、そのぶん掛け金は高くなります。

内容を確認して、自分にとって不要な保障まで入っていないかチェックすることが肝心。掛け金は、家計を圧迫しない程度の上限金額をあらかじめ設定しておいてもいいでしょう。

また、結婚前に入っていた保険などがある場合、似た保険が重複しないように、夫婦、家族で情報共有をしておくことも大切です。医療保険は長期間払い続けるものなので、結果的に大きな買い物になります。十分吟味して納得できる保険に入りたいものですね。

* 高額療養費制度(全国健康保険協会のサイトより)

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