飲食店経営に必要な保険!保険加入のメリットとデメリットは?

カフェやスナックなどの飲食店を経営していると、予測して避けることができないトラブルが数多く発生して経営に深刻なダメージを受けることは、それほど珍しいことではありません。よくあるケースで非常に恐ろしいのがノロウイルスなどの食中毒が発生する衛生面のトラブル。それ以外にも火災や誤ってお客様に怪我を負わせてしまうなど、予想外のアクシデントが経営を圧迫するリスクは常に付きまとうものです。よって飲食店経営には保険への加入を欠かすことはできません。この記事では飲食店経営者が気になる保険加入のメリット・デメリットを解説します。

 

 

飲食店や食品業は何が大変?経営で考えられるリスク

 

飲食店や食品業の事業を経営する上で、発生する可能性が高いリスクについては必ず把握しておくことが求められます。ここでどんなリスクがどのくらいあるのか確認しておきましょう。冒頭でも述べたとおり、何といっても飲食店にとって致命傷になりうるのが食中毒などのリスクです。厚生労働省のデータによれば、2016年度だけでも約1000件もの食中毒が発生していて、発生場所の多くは飲食店が占めているそうです。(※1)
食中毒を起こすと当然店側には賠償責任が存在しますが、食中毒事故の恐ろしいところは一度に多くの被害が出てしまうことで、賠償金が驚くほど高額になることも珍しくありません。その他にも身近なリスクとしては火災なども挙げられます。自分のお店は火の始末は徹底しているから大丈夫、などと思っていても火は隣のお店からだってやってきますから、絶対安心ということはありえません。それ以外にも挙げればキリがないですが、アルバイトを雇ったことによる雇用のリスクや従業員が業務中に怪我をしてしまったり、病気になってしまったりするリスクもあります。

 

 

飲食店に必要な保険ってどんなもの?

 

先ほど挙げた数多くのリスクから経営者を守ってくれるのが保険です。ここでは飲食店経営をするなら加入が欠かせない保険について紹介します。まず一つ目は災害時の補償を受けられる保険。飲食店の業務に必要となる備品は高額なものが多くあります。例えば業務用冷蔵庫・厨房設備・アンティーク家具類など。これらのものが焼失したり破損したりして使えなくなった場合、備品一式をそろえ直すのはかなりの経営的ダメージです。そんな時、火災保険や地震保険に加入していると補償によって損害を抑えることができるので、経営者にとっては必須の保険といえます。二つ目は、先ほどから述べている食中毒事故の損害も補償できるPL保険(生産物賠償責任保険)です。この保険に加入することで、飲食店業務で起こりやすい様々なトラブルによる損害を広く補償してもらうことができます。いくつか例を挙げるなら「飲み物を席まで運ぶ際、誤ってお客様の衣服にこぼしてしまい、賠償請求された」というケースや、「調理業務をしていた女性アルバイトの顔に油が跳ね、ひどい火傷をおって治療費を請求された」というケースも補償範囲に含まれます。また、異物混入事故のような一大事が起きた場合でも補償を受けられるため、比較的どんな損害にも高い対応力を持ったコストパフォーマンスの優れた保険なのでおすすめです。次は施設賠償責任保険。この保険は事業用の賃貸物件の所有者、または管理者が加入できる保険で、業務中に起きたトラブルによってお客様・周辺住民・通行人などに被害がおよび、損害賠償の責任が生じた場合に役立つものです。これと似たような保険には個人賠償責任保険や借家人賠償責任保険などがありますが、施設賠償責任保険の場合は事業者用の商品になるので、より広い守備範囲で手厚い補償を受けられるため、こちらが適しています。(※2)最後に紹介するのは店舗休業保険です。名前のとおり災害などによってお店を一定期間閉めざるを得ず、収入が著しく減った場合に補償してくれる保険になります。注意すべきなのは補償範囲で、故意にお店を閉めた場合は当然補償されませんし、お店側の重大な過失が原因で休業に追い込まれた場合も補償対象になりません。あくまでも予想外のアクシデントによる休業が対象ですので、よく確認しておきましょう。

 

 

飲食店が保険に入っておくメリットとデメリットって何?

 

飲食店が保険に入るメリットはなんといってもトラブルが起こった時の損害をなるべく最小限に食い止めることができるという点につきます。世の中には自分が注意していても防ぎようのない災害のようなアクシデントもありますし、食中毒事故も「十分な加熱処理を徹底しておけば防げる」というような認識が過去にはありましたが、乾燥したのりからノロウイルスが検出されたケースなどもあり、日頃から注意を徹底していても絶対に発生しないとは限らないのだと認識を改める必要も出てきています。(※1)常に万が一の事態に対して備えるためにも保険に加入しておくことで、実際にトラブルが起きても冷静に対処することができるでしょう。一方で、保険に入ることで生じるデメリットとしては保険料の費用がかかってしまう点が挙げられます。どこも経営状態に余裕があるお店ばかりではないので、新しく出費がかかってしまうことを避けたい気持ちは理解できますが現実にトラブルが起きた時のことを考えると、保険に入れるならそれにこしたことはないのではないでしょうか。

 

飲食店における保険の選び方の基準は?

 

 

実際に保険の加入を検討する段階になると、様々な会社が非常にたくさんの保険商品を売っているので、いったいどれを選んだらいいのか分からなくなってしまったという方も多いようです。そこで、最後に飲食店経営者向けの保険商品の選び方のポイントをご紹介します。これまで飲食店の経営にまつわる様々なリスクから自分の身を守るために保険が存在することを述べてきました。災害の補償をする火災・地震保険や食中毒事故の時頼りになるPL保険など、もしもを考えると入っておきたい保険は山ほどありますが、できる限り最小限に出費を抑えたいのが現実でしょう。そんな時におすすめしたいのが店舗総合保険です。これは色んな保険がまとめてひとつになっているようなタイプの商品で、災害はもちろん食中毒の時の損害賠償にも対応できるものもありますので、飲食店向けといえます。(※3)いくつか例を挙げると、
・建物、設備、什器(じゅうき)等の損害
・火事、地震、台風、大雪、落雷などによる損害
・盗難による損傷、または汚損
・店舗をやむを得ない理由で休業した時の損害
などの補償が含まれています。注意したいのは、補償範囲や保険金に関しては各商品によって違いがあることです。必ず複数の会社の商品と比較検討して決めましょう。そしてもうひとつ気を付けたいのが特約(オプション)の選択。主契約だけでも有効ですが、特約をプラスすることで一層補償内容を充実させることができます。それぞれの商品ごとに内容や名称に違いがありますが、特におすすめが施設賠償責任保険特約。お客様に怪我をさせてしまったり、お客様のものを汚損してしまったりした場合の補償が充実するので、もしもの時により心強くなります。

 

※1【法人保険の教科書】飲食店の保険|4つのリスクに備えるために必要な補償
http://hoken-kyokasho.com/restaurant-insurance

※2【店サポ.jp】知らないと本当に損する 飲食店舗 保険
http://hoken-kyokasho.com/tenpo-kiyuugiyou

※3【飲食店応援ラボ】【比較表付き】飲食店にかける保険の選び方
https://www.inshokuten-labo.jp/staff/5389

 

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