貯蓄型生命保険にはどんなものがある?種類と特徴をチェック

貯蓄保険には万が一の備えという保険本来の役割と同時に、老後などの備えとなる貯蓄としての側面も有しています。まさに一石二鳥の保険だと言えるでしょう。しかし、同じ貯蓄型であってもそこにはさまざまな種類があり、その人の生活状況によっても選ぶべき保険は変わってきます。そこで、保険選びで悩んでいる人のために、貯蓄型保険にはどのような種類があるかを紹介しつつ、それぞれのメリットやデメリットなどについて解説をしていきます。

 

掛け捨てと貯蓄型… 支払う保険料の違いに着目

 

貯蓄型保険について検討するためには、その前に生命保険のもうひとつの軸である掛け捨て型保険との相違点を理解しておきましょう。まず、根本的な違いとしては、貯蓄型は満期になった時点で今まで支払った保険料と同額のお金が返ってくるのに対し、掛け捨ての場合は支払ったお金が一切返ってこないという点が挙げられます。つまり、満期になるまでに保険金が支払われる事態が起きなければ、支払った保険料が丸損になってしまうわけです。また、貯蓄型の場合、保険料はずっと一定のままですが、掛け捨ては更新をするたびに上がっていくという違いがあります。すると、貯蓄型保険の方が断然お得なように思うかもしれません。しかし、貯蓄型保険にはデメリットも存在するため、注意が必要です。それは、掛け捨型に比べて保険料がかなり高いという点です。大体の目安でいうと、掛け捨てが加入直後で月額数千円なのに対して、貯蓄型は1万円~2万円程度にもなります。仮に、掛け捨て型保険と貯蓄型終身保険にそれぞれ30年加入したとすると、保険料の総額に5倍以上の差がつくケースもあるのです。そのため、保険料の支払いが厳しいというのであれば掛け捨て型の保険を検討してみるのもひとつの手だといえるでしょう。

 

 

安定して積み立てが可能!低解約返戻金型終身保険

 

貯蓄型の保険の中でも、いざという時の備えと老後の蓄えをバランスよく考えるのであれば、低解約返戻金型終身保険がおすすめです。他の貯蓄型保険よりも比較的保険料が安く、しかも保険料の運用によってお金が増減することもなく安定して積み立てができるからです。それに、満期を迎える前に亡くなった場合も死亡保障が付いてくるのでいざという時も安心できます。貯蓄型保険の中では最もオーソドックスなタイプだと言えるでしょう。ただし、いくら安定した積み立てができるといっても、保険会社が倒産した場合はその限りではありません。全くお金が戻ってこないということはありませんが、かなりの損をしてしまう可能性があります。また、途中で解約をしてしまうと、それまで払った保険料の7割程度しか戻ってこないのも大きなデメリットです。そのため、満期まで保険料を払い続けることができるかどうかをしっかりと考えておくことが大切です。(※1)

 

 

損をするリスクが少ない!個人年金保険

 

貯蓄型保険の中でも最も損をしにくいのが個人年金保険です。保険料を支払い続けると契約に定められた時点から一定期間、あるいは一生涯にわたって給付金が受け取れるため、老後のための貯蓄目的としてはおすすめの保険だと言えます。ただ、個人年金保険には保険本来の保障機能はほとんどありません。その代わり、この保険に加入すると保険料の一部を所得から控除することが可能となります。つまり、所得税や住民税が軽減されることになり、結果としてより小さな投資で効率よく老後のお金を積み立てていけるわけです。また、給付金の支給開始日よりも前に加入者が亡くなった場合でも遺族が死亡給付金という形でお金を受け取れることができます。しかし、低解約返戻金型終身保険と同じく、途中で解約してしまうと返戻金は積み立ててきたお金の総額を下回ってしまうことがほとんどなので注意が必要です。(※2)(※3)

 

 

お金を増やしたい!外貨建保険

 

外貨建保険は老後に備えて年金をなるべく多く増やしたいという人におすすめです。これは支払った保険料をドル、ユーロ、豪ドルといった海外のお金で積み立てていくものであり、それらは日本の円よりも金利が高いためにより多くの上乗せが期待できる、というわけです。しかも、将来の予想利率が高いために保険料も低めに抑えられるというメリットがあります。その上、契約時に比べて満期時や年金受取時、もしくは中途解約した時に円安になっていれば為替差益もそこにプラスされます。その代わり、外貨建保険はデメリットも少なくありません。まず、お金を受取る時に円高になっていると為替差益はマイナスになりますし、両替をする際に為替手数料がかかってしまいます。また、外貨建て保険は為替の変動によって受け取れる金額も変わってくるために商品として分かりにくいという欠点もあります。少々リスクが高くてもハイリターンを狙いたいという人向けの保険だと言えるでしょう。(※4)

 

 

一括で保険金を入れる!一時払終身保険

生命保険と言えば、毎月コツコツ保険料を払っていくイメージがありますが、中には一括で支払うタイプの保険も存在します。貯蓄型保険で言えば一時払終身保険がそれに当てはまります。この保険は最初に保険料を一括で支払っておくと何年後かにその金額以上のお金が返ってくるというものです。たとえば、60歳の時に500万円を支払っておくと、数年後には受け取れるお金が元金を超え、10年経過するとそれが520万円に、15年後には540万円といった具合に受け取れるお金が増えていきます。そして、もしお金を受け取る前に加入者が亡くなってしまうと遺族に保険金が支払われます。最初に支払った保険料と比べてそれほど大きな利になるわけではありませんが、ほとんど利子がつかない銀行に預けるよりメリットは大きいと言えるでしょう。また、生命保険の死亡保険金には非課税枠があるため、節税対策としても有効です。

 

 

貯蓄型生命保険で賢く積み立てる貯蓄型生命保険で賢く積み立てる

 

老後の生活を考えた場合、公的年金だけでは十分ではないという人は少なくありません。備えを万全にするためには他の方法も探っていく必要があります。そうした中で注目されているのが貯蓄型生命保険です。銀行に預けるよりも多くの上乗せが期待でき、しかも万が一の時には保険金が受け取れるので大きな安心につながります。ただし、途中で保険料が払えなくなって解約すると返戻金が目減りしてしまうなどのデメリットもあるため、どの保険に入るかは慎重に検討し、自分に合ったものを選ぶ必要があります。その点に気をつけた上で、貯蓄型生命保険を用いて賢い積み立てを行っていきましょう。

 

 

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