自動車保険の割引率は等級で決まる!安全運転がお得!

自動車を運転する時には、事故を起こしてしまった場合に備えて、自動車損害賠償責任保険に加入することが義務付けられています。自動車賠償責任保険の補償額は低めになっているので、不足分を補うために任意の自動車保険にも加入することが多いですが、更新の時に保険料が気になる程度で詳しい内容は知らないという人もいることでしょう。任意の自動車保険は事故を起こさずに更新すると等級が上がって、保険料が割引される仕組みになっています。今回は、この仕組みについて詳しく説明します。

 

 

自動車保険の割引率は等級で決まる

 

任意の自動車保険の等級は1等級から20等級まであり、等級が大きくなるほど保険料の割引率が高くなります。無事故で自動車保険を使わずに1年間過ごすと、次の年の等級が1等級上がり保険料が安くなります。反対に事故を起こしてしまい自動車保険を使うと、1等級から3等級下がってしまい保険料が高くなります。一人の人が保険の契約をしている自動車の台数が9台以下であれば「ノンフリート契約」をしていることになり、契約書にある等級を「ノンフリート等級」と呼びます。事故を起こした人は次の年も事故を起こす確率が高く、同じ等級でも無事故だった人は事故を起こす確率が低いという統計があります。それなら、事故の有無で割引率を変えたほうが保険料負担の面で公平ではないか、という考え方がノンフリート等級を用いた保険料割引制度には反映されています。

 

 

加入時は6等級から始まる!

 

任意の自動車保険に新規加入する時の等級は「6等級」です。新規で契約してから1年間、無事故で自動車保険を使うことなく更新を迎えることができれば、次の年の等級は「7等級」にあがり保険料の割引率が高くなります。何らかの事故を起こしてしまい自動車保険を使うと、次の年の等級は事故内容によって「5等級」から「3等級」に下がり、保険料が高くなってしまいます。
等級は自動車保険の会社を変更する時も一部の共済制度を除いて引き継がれますが、自動車に乗らない時期に自動車保険の更新時期を迎えて長期間放置してしまうと、6等級から開始する新規契約になってしまいます。7等級以上で自動車運転を再開する可能性がある人は、保険会社に「中断証明書」を発行してもらいましょう。証明書があれば、無事故で過ごして高くなった等級で自動車保険を再開することができます。中断証明書の有効期間は10年間です。事故を起こしてしまい5等級以下に等級が下がってしまった場合は更新せずに解約して6等級で新規契約したほうが良いと考える人もいるかもしれません。しかし、事故の情報は保険会社間で共有しているので、契約を申し込んでも保険会社側から断られる可能性が高いと考えたほうが良いでしょう。

 

 

等級によってかなり変わる割引率

 

ノンフリート等級の割引率を具体的に見てみましょう。新規で契約する場合の6等級の割引率は19%です。基準になる保険料が100,000円だった場合、新規契約した年の保険料は100,000円×(100%-19%)=81,000円です。4年間無事故で自動車保険を更新した場合、5年目の等級は10等級で45%の割引率になります。5年目の保険料は100,000円×(100%-45%)=55,000円です。最高等級の20等級では63%の割引率で、保険料は100,000円×(100%-63%)=36,000円です。6等級と20等級の保険料を比較すると、81,000円-36,000円=45,000円もの差になります。
また、同じ等級でも事故の有無で割引率が異なっています。例えば、7等級の「事故無」の割引率は30%で、「事故有」の割引率は20%です。6等級の人が無事故で保険料100,000円の自動車保険の更新を迎えた場合、次の年の保険の等級は7等級で「事故無」割引率30%なので、保険料は70,000円です。10等級の人が事故を起こして7等級に下がってしまった場合、「事故有」割引率は20%なので、保険料は80,000円です。しかも、このような3等級も下がるような事故を起こした場合、その後3年間は「事故有」割引率が適用されます。3年間無事故で保険の更新ができて、やっと10等級「事故無」割引率に戻ることができる仕組みになっています。

 

 

等級は交通事故の種類で変わる

 

自動車保険を使う事故を起こしてしまうと、次の年の等級が下がってしまい保険料が高くなってしまいます。その事故の種類には「3等級ダウン事故」「1等級ダウン事故」「ノーカウント事故」の3種類があります。
「3等級ダウン事故」は運転中に他人にケガをさせてしまい対人賠償保険金が支払われた、運転中に他人の自動車や物を壊してしまい対物賠償保険金が支払われた、自分の自動車を電柱などにぶつけてしまい車両保険金が支払われたなど、支払われる保険金の額が大きく重大な事故です。「1等級ダウン事故」は自分の自動車が豪雨などで水没し修理するのに車両保険金を使った、自動車が盗難に遭い車両保険金が支払われたなど、必ずしも自分だけの責任とは言えない事故だと言えます。「ノーカウント事故」は保険金の支払いがあってもペナルティがなく、次の年の等級が上がって保険料が安くなる事故のことを意味しています。例えば、弁護士費用特約を付けていて特約保険金のみが支払われた、人身傷害保険や搭乗者保険の保険金のみが支払われたなどの事故です。

 

 

自動車保険を使わなければ事故有にはならない

 

自動車保険の考え方では、事故を起こしたという事実だけで次の年の等級が下がることはありません。自動車保険を使って保険金が支払われた場合には等級が下がりますが、使わなければ等級は上がります。
例えば、自分の不注意で自動車のドアをこすってしまったなどのトラブルの場合は自費で修理してしまったほうが自動車保険を使うより安く済むケースもあります。3等級ダウン事故などでは、等級が下がった状態で事故有割引率が3年間続くので、3年間の合計保険料で比較して考えましょう。保険会社では、保険を使った場合・使わなかった場合の翌年からの保険料を試算してくれます。自費で修理したほうがいいのか判断できない場合は、依頼することをおすすめします。

 

 

まとめ

 

万が一の事故を起こしてしまった場合に備えて加入する自動車保険ですが、年齢や車種によっては保険料の負担が大きくなってしまうこともあります。しかし、自動車保険を使わずに無事故の状態を続けていれば、等級や割引率が上がり保険料を安くすることができます。
重大な交通事故などを起こしてしまうと賠償金が多額になり保険料が高くなってしまうだけでなく、仕事を失うなど社会的制裁も大きくなります。自動車を運転する人は、常に安全運転を心がけましょう。

 

 

デキテルhttp://dekiteru.jp/report/hp_research/nonfreet.html
アクサダイレクトhttp://www.axa-direct.co.jp/company/official_info/announce/2012/120814.html
ソニー損保https://faq.sonysonpo.co.jp/faq_detail.html?id=9
自動車保険のおすすめ情報http://車と保険.com/sharyohoken/tukau.html

 

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