生命保険で年金を積み立て!個人年金保険について知りたい

高齢化社会が進むなか、老後の生活を保証できるだけの年金が受給できるかどうかに関心が高まっています。厚生年金の受給開始年齢が段階的に引き上げられる一方で、退職から年金受給時までの生活の保証がないなど将来に不安を抱えている人もいるでしょう。なかには、個人年金保険に加入することで公的年金に上乗せして私的年金を受け取るという選択をしている人もいます。ここでは、個人年金保険とはどういった保険なのか、また、そのメリットやデメリットについて紹介します。

 

 

将来は十分な額の年金を受給したい!個人年金保険とは

 

個人年金保険とは、国民年金や厚生年金などの公的年金を補てんするために、私的に加入する貯蓄型の保険です。5年、10年、15年などの一定期間年金を受け取れるタイプや、一生涯年金を受け取ることができる終身年金に一定の保証期間がついたタイプの年金が一般的です。契約時には受給開始年齢も決めることができます。国民年金の支給開始年齢は65歳で、厚生年金の支給開始年齢も段階的に65歳まで引き上げられています。そんななか、厚生労働省の2017年「高年齢者の雇用状況」集計結果によると希望者全員が65歳以上まで働ける企業の割合は75.6%となっており、4人に1人は退職時から65歳までの生活費の保証がない状態です。(※1)このことからも、私的年金は経済的に私たちの将来の生活を保証する手段のひとつとして注目されています。また、国民年金にしか加入しておらず、公的年金だけでは将来の生活に不安がある自営業者などにもおすすめの保険です。

 

 

1種類じゃない!個人年金保険の種類

 

個人年金保険にはいくつかの種類があります。1つめは、いくらの額が何年間と年金受取額が決まっている確定年金があります。確定年金では、たとえ保険の被保険者である受取人が年金受給期間の途中で亡くなったとしても、残りの年金は遺族に払われるため元本割れのリスクの少ない保険です。2つめは、生きている間はずっと年金を受け取れる終身型の個人年金保険もあり、これを終身年金といいます。長生きに対応した保険ですが、被保険者が亡くなると同時に年金の支払いが終了するため、元本割れする可能性もあります。3つめの変額年金は、投資により資産を運用し、その実績によって支払われる年金額が増減する保険です。運用期間中は保険契約者が提示された投資信託などを選択して運用を行いますが、運用次第で元本割れするリスクもあります。受け取る年金額が変動する個人年金保険には、他にも外資建て年金が挙げられます。為替変動によって年金額が変わるのが特徴です。一般的に、外貨での運用は円よりも利回りが高めですが、年金が外貨で支払われるため、円高の際には年金額が減る可能性がある点に注意しましょう。

 

 

個人年金保険のメリット

 

個人年金保険にするメリットとは何でしょうか。まず1つめに、銀行の利率と比較して個人年金保険の返戻率が良い点です。大口の定期預金などは利回りがいいため個人年金保険の返戻率と遜色ありませんが、普通預金などと比べると個人年金保険の方が戻り率は良いと言えるでしょう。2つめに、保険料という形で半ば強制的に貯蓄するため、確実に資金を蓄えることが可能という点です。個人年金保険を途中解約すると元本割れの可能性があることから、容易に解約に踏み切るとは考えにくいからです。3つめに、変額年金以外の個人年金には、個人年金保険料控除というものがあります。一定額の保険料を所得税や住民税の対象となる所得から控除できるため、年末調整などで還付を受けられる可能性があります。控除の対象となるのは月払いや年払いですが、まとまった資金があって一度に保険料を支払いたい場合にも、一時払いではなく全期前納払いにすることにより毎年所得控除を受けられます。全期前納払いとは、契約時に保険料の全額を預け入れ、保険会社の方で契約者が毎年保険料を支払ったという扱いにする支払方法です。

 

 

個人年金保険のデメリット

 

個人年金保険にはいくつかのデメリットもあります。例えば、確定年金の返戻率は100%を上回ることが多く、つまり掛け金よりも年金として支払われる額の方が多いことが一般的です。しかし、万が一インフレが起こった場合には確定年金では対応できない可能性が高くなります。インフレとは物価が急激に上がってお金の価値が下がる現象です。確定年金の場合、年金として支払われる額が契約時に決まっているため、インフレが起こると年金の額が生活費として十分な額に達しない可能性もあるということです。ただし、変額年金のように株式や債券で資金を運用する個人年金保険は、インフレの影響を受けにくい傾向があります。しかし、この場合も株価の変動などによる元本割れのリスクを伴うため注意が必要です。もうひとつのデメリットとしては、保険会社が破たんし年金額が減るケースがあります。生命保険契約者保護機構があるため、支払った保険料の全てが水に流れてしまうわけではないものの、保障は一定額のため、年金の額によっては減額してしまう可能性があるでしょう。

 

 

個人年金保険で将来のための積み立てをしよう

 

個人年金保険は、公的年金だけでは老後の生活に不安を感じている人向けの私的年金で、毎年一定額の年金を受け取ることができる貯蓄型の保険です。個人年金保険には将来決まった額を受け取ることができる確定年金、株や債券の運用で年金額が変わる変額年金、外貨で積み立てて大きな利回りを狙う外貨建て年金などがあります。個人年金保険では、元本割れやインフレの影響を受けるなどのデメリットもあるため注意が必要です。しかし、確定年金では返戻率が100%を超えることや個人年金保険料控除の対象となるなどのメリットも多く、老後の年金対策としてぜひ検討してみたい保険のひとつと言えるでしょう。

 

 

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

LAIFの人気記事をお届けします。

Writerこの記事を書いたライター

LAIFadmin

あわせて読みたいこちらもあなたにおすすめです

生命保険で年金を積み立て!個人年金保険について知りたい ページTOPへ戻る