生命保険でお金を借りる!契約者貸付制度とは

急にまとまったお金が必要となった場合、貯金などの財産がなければ何らかの方法で借金をする必要があります。しかし、お金を借りるというのは担保が必要だったり、高い利子がついたりとなかなか敷居が高いものです。そんな時、生命保険に入っていれば比較的低いリスクでお金を借りることが可能となります。それを契約者貸付制度といいますが、その詳細については知らないという人が多いのではないでしょうか。そこで、いざという時の参考になるように、契約者貸付制度がどのようなものかについて解説をしていきます。

 

 

一時的に現金を手に入れる!契約者貸付制度

 

契約者貸付制度とは、今まで支払ってきた生命保険の保険料の中から一時的にお金を借りることができる制度です。たとえば、今まで計500万円の保険料を払ってきたとすれば、その中から300万円を借りることができるといった感じです。それならば保険そのものを解約して解約返戻金を受け取った方が早いと思うかもしれません。しかし、それでは保険の保障そのものが失われてしまいます。その点、契約貸付制度を利用すれば保険契約を継続しつつ、一時的にまとまった額のお金を用意することができるのです。この制度を利用するには、まず契約者本人が保険会社のコールセンターに連絡をする必要があります。その際、証券番号を尋ねられるので事前に保険証券などを用意しておきましょう。そして、契約者貸付制度を活用したい旨を伝えると保険会社の方から必要書類が送られてきます。あとは必要事項を記入した上で返送をし、お金が振り込まれるのを待つだけです。ちなみに、申請から振り込みまでの期間はおおよそ一週間ぐらいが目安です。また、会社によっては専用カードが用意されており、ATMで借りられる場合もあります。(※1)

 

 

貸付制度を利用する前に!解約返戻金について知っておこう

 

契約者貸付制度を利用する際には解約返戻金制度についても理解し、両者の違いを詳しく知っておく必要があります。そもそも、解約返戻金制度とはなにかというと、保険金を解約した時に今まで支払ってきた保険料を払い戻してくれるという制度です。ただし、すべての保険料を返してくれるわけではありません。一般的に、支払った保険料の額が大きいほど戻ってくる金額の割合も高くなります。したがって、生命保険に加入してまだ何年も立っていない時点で解約をしてしまうと、大きな損失になってしまいます。その点、契約者貸付制度利用すればそうした損失を回避しつつ、必要なお金を用意できるわけです。解約でなく、あくまでも一時的にお金を借りているだけなので保険そのものは継続しており、将来受け取れるお金が目減りする心配はありません。ただし、借金には違いないので利息は発生します。つまり、結果としては利息を払う分だけ保険金は目減りすることになるのでその点は注意が必要です。

 

 

契約者貸付制度のメリットについて

 

契約者貸付制度は通常の借金や保険の解約に比べて多くのメリットがあります。まず、なんといっても金利が安く抑えられているのが魅力です。クレジットカードや消費者金融のキャッシングなどはもちろん、銀行のカードローンと比べても利率は低い傾向にあります。ただし、80年代~90年代に加入した保険に関しては予定利率の高い保険があり、その分、契約者貸付制度の利率も高くなっているので注意が必要です。(※1)また、一般的な借金の場合は返済期限がきちんと定められていますが、契約者貸付制度の場合は保険金そのものが担保となっているため、基本的にお金の余裕がある時にある分だけ返せばよいことになっています。返済を急かされずにすむのはお金を借りる上で大きなメリットと言えるでしょう。さらに、解約返戻金とは異なり、お金を受け取っても保険契約自体が失効しない点も見逃せません。もし、保険料の支払いが苦しい時はこの制度を利用してお金を借り、それを支払いに充てることも可能となります。(※2)

 

 

契約者貸付制度のデメリットについて

 

便利な契約者貸付制度にもデメリットは存在するため、利用の際にはその点をよく理解しておく必要があります。まず、大前提として、この制度は積み立て型保険に加入している人にしか利用できません。そもそも、契約者貸付制度は解約返戻金を担保にしてお金を借りる仕組みなので、解約返戻金自体がない定期保険などでは利用不可能なのです。また、積み立て保険に加入している人なら制度自体の利用は何度でも可能ですが、あまり無計画に借りて返済額が解約払戻金の額を超えてしまうと保険そのものが失効してしまう恐れがあります。もちろん、貸付金を返済すれば保険の復活は可能です。しかし、保険が失効してしまうほど返済額が膨れ上がったのではなんのための保険なのかわからなくなってしまいます。さらに、契約者貸付制度を使ってお金を借りると、お祝い金などといった本来保険金として受け取れるはずのお金が借金の支払いに充てられるケースもあります。(※1)(※2)

 

借金には変わりない!利用する際には返済計画を立てておこう

契約者貸付制度はお金の借り入れる際のハードルが低く、返済条件も緩やかなのが特徴です。そのため、まとまったお金を用意しなければならない時には有力な選択肢となるでしょう。ただ、いくら気軽に借りられるからといってもそれが借金であることには変わりありません。もし返済ができないとなると、少なくない不利益を被ることになってしまいます。そうならないように、利用する際にはしっかりとした返済計画を立て、あとで困らないようにしておきましょう。

 

 

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

LAIFの人気記事をお届けします。

Writerこの記事を書いたライター

LAIFadmin

あわせて読みたいこちらもあなたにおすすめです

生命保険でお金を借りる!契約者貸付制度とは ページTOPへ戻る