理解していますか?自動車保険の人身傷害について

自動車保険に加入する場合、補償内容について比較する必要があります。しかし、自動車保険には様々な種類があるため、名前だけは知っているものの何ができるのか分からないという保険もあるのではないでしょうか。その代表的なものが「人身傷害補償保険」と呼ばれる保険です。この保険はあると非常に便利なのですが、内容が複雑なためしっかりと学んでおく必要があります。そこで今回は、人身傷害補償保険の概要とメリットについて紹介します。

 

人身傷害補償保険の補償内容とは?

 

人身傷害補償保険とは、保険の対象となっている人もしくはその家族が契約している自動車やその他の自動車に搭乗中、もしくは自転車での移動、歩行時に事故に遭った場合に保険金が支払われる保険です。また、保険対象者とその家族以外の人でも、契約者の車に搭乗中に事故に遭った場合も補償を受けることができます。この保険の特徴は、過失割合や自己の損害賠償責任に関係なくすべての損害賠償の支払いを受けることができるところにあります。例えば、Aさんが交通事故を起こしたとします。その時に過失割合が決められることになりますが、Aさんの過失が80%、事故の被害に遭った相手方は20%だったと仮定します。そして、被害総額が100万円だった場合、通常であれば過失に応じて保険金が支払われることになりますから、Aさんは20万円のみを相手から受け取ることになります。しかし、人身傷害補償保険に加入していると、過失割合に関係なく100万円を受け取ることができるのです。

 

 

入っていると安心!人身傷害補償保険のメリット

 

人身傷害補償保険のメリットは、示談の結果に関係なく保険金の支払いが受けられることにあります。本来、示談成立後でなければ賠償金の受け取りはできません。しかし、人身傷害補償保険に加入していればいつでも保険金を受け取ることが可能になります。また、自分の過失割合に関係なく補償が受けられますし、入院や通院、慰謝料などの補償が受けられるので安心です。さらに、単独での事故でも補償が受けられるのもメリットです。例えば、電信柱に衝突をしたというような事故の損害でも保険金が受け取れることになります。そして、補償の範囲が被保険者だけでなくその家族にも適用されますし、契約している自動車に搭乗している時だけでなく歩行時や自転車運転時の事故でも補償が受けられるので、家族の安全を守ることのできる保険でもあります。

 

人身傷害補償保険と搭乗者傷害保険の違いについて解説

 

“人身傷害補償保険に似た保険として挙げられるのが「搭乗者傷害保険」です。この保険も、契約している自動車に搭乗している人すべてが補償の対象になります。また、保険金は事故で受けた傷の部位や内容によって決められた金額が支払われることになりますが、過失割合で保険金の支払い金額が変動するということもありません。
しかし、これらの保険には2つの違いがあります。その1つが保険金の支払われるタイミングです。人身傷害補償保険は、示談交渉が終わる前にすべての損害額を受け取ることができます。一方、搭乗者傷害保険は医師の診断で入院と通院が5日など一定日数経過した場合に損害額が支払われることになるため、この点については搭乗者傷害保険の方が早いです。
2つ目は、支払われる保険金額の仕組みが違います。人身傷害補償保険は、保険金額が3000万円~1億円、もしくは無制限での契約ができます。また、入院費や通院費、休業中の損害などにも補償が及びます。搭乗者傷害保険はこれに対し、決められた部位や症状に応じて保険金が支払われます。例えば、頸部の骨折もしくは脱臼をした場合や頭部の神経や腱または筋が損傷・断裂した場合は補償が高額になる可能性があります。一度の事故で複数の部位に何かしらの症状が起きた時は症状の中でも最も高い金額が保険金として補償されます。また、事故の日から180日以内に後遺障害が見られた際には、後遺障害等級に応じて保険金額が補償されます。ただし、通院や休業中の損害といった補償には適用されることはありません。”

 

 

まとめ

 

“自動車保険の一種である人身傷害補償保険は、過失割合に関係なく損害額がすべて保険金として支払われるため、非常に便利です。また、示談交渉が終わる前に保険金の支払いを受けられますから、事故後の不安も解消できる保険と言えるでしょう。そのうえ、単独での事故に対応しているのも大きなメリットです。そして、人身傷害補償保険は自分の身を守ることができるだけでなく、自分の家族や友人の命を守ることのできる保険でもあります。
ただし、搭乗者傷害保険の存在も忘れてはいけません。補償の対象になる範囲や過失割合の影響を受けない点は人身傷害補償保険と似ています。そのため、搭乗者傷害保険に加入している人は人身傷害補償保険に加入する必要はないと考えるかもしれません。しかし、人身傷害補償保険は通院費などの損害も補償されるので、どんな時でも安心して使用できるのです。
未加入の方で保険料の支払いに余裕のある方は、一度人身傷害補償保険を検討してみてはいかがでしょうか。”

 

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