学資保険は一括払いがお得!?押さえておくべき魅力とリスク

教育は未来への投資として、世界的に見直されている分野です。日本では少子化の影響もあり、子どもひとりひとりの教育にかける費用は上昇傾向にあります。子どもの節目にまとまった額のお金を受け取ることができる学資保険は、教育が注目される今日において存在感が高まっているといえるでしょう。そこで今回は、学資保険の一括払いに焦点を当てて、一括払いにはどのようなメリットやデメリットがあるのかを詳しく解説していきます。

 

学資保険の一括払いってどういうこと?

 

学資保険のイメージとして、毎月決まった額を振り込んで積み立てる方法を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。しかし、学資保険のかけ方はそれだけではなく、半年払いや年払い、そして資金に余裕がある場合は一括で支払うことも可能です。一括払いには2つの方法があります。「一時払い」は契約時に保険料を全額支払い、「全期前納」は年払いを選択したときに支払う金額を全額保険会社に支払います。全期前納ではその年度の保険料だけを徴収して、残りを預かり金とするのが特徴です。一時払いと全期前納の大きな違いは、契約者である父及び母が途中で亡くなったり高度の障害を抱えたりしたときに顕著になります。通常契約者が途中で死亡した場合などは、それ以降は払込免除となります。しかし、一時払いではすでに全額を支払っているため、払込免除特則が適用されません。全期前納では年ごとに1年分の保険料を徴収し残りは預かり金としているため、例えば10年契約で7年目に契約者が亡くなった場合、残り3年分の預かり金が手元に戻ってきます。(※1)

 

 

学資保険を一括払いする魅力は?

 

一括払いは月払いに比べて最終的に支払う合計金額が低くなるのが、最大の魅力といえるでしょう。一括払いでも月払いでも、最終的に満期になったときに手に入れられる金額には違いはありません。そのため、返戻率は一括払いの方が月払いや年払いなどよりも良く、最終的にお得になります。一括払いの中でも一時払いの方が返戻率は高いので、保険会社が単に一括払いという言葉を使っている場合は、一時払いか全期前納かをはっきりさせることが重要です。また、学資保険の一括払いをすると解約がしにくいため、銀行に預けるのとは違い貯金を使ってしまう恐れがないのもメリットです。(※1)

 

 

一括払いをする前に把握すべきリスク

 

学資保険の一括払いでは気をつけるべきリスクもあります。そのひとつが物価上昇、いわゆるインフレのリスクです。学資保険は銀行の金利よりも良い状態が続いていますが、5年後10年後はどうなっているかはわかりません。社会がインフレ傾向に傾けば、学資保険の利回りは不利に感じる可能性もあるのです。インフレになれば学資保険を一度解約して入り直せば良いと考える人もいることでしょう。しかし、すでに述べたように学資保険の途中解約は難しく、とりわけ加入して間もない段階での途中解約は元本割れを起こすリスクもあります。保険会社や学資保険の種類にもよりますが、支払った金額の6割程度しか戻ってこないケースもあります。(※2)そのため、インフレになったとしてもおいそれとは解約できないことを覚えておきましょう。ただし、どうしても途中で解約しなければならないときはあるかもしれません。一括払いで支払った場合、支払った金額と解約返戻金は、3年程度で解約返戻金の方が上回る可能性があります。(※1)一方の月払いでは、解約返戻金が支払った金額を上回るためにはもっと長い年数が必要となるため、その点では一括払いの方に理があるともいえます。また、年末調整や確定申告ではさまざまな控除が得られますが、生命保険の一種である学資保険も控除の対象となります。しかし、一括払いではその控除を保険に加入したときのたった1度しか受けられないデメリットが発生します。1度に大金が出て行くことも一括払いのリスクなので、一括払いの決断をする前には熟考する必要があるでしょう。

 

 

一括払いでお得になる金額

 

学資保険でどのくらいお得になるかは、返戻率を見てみるとわかりやすいでしょう。返戻率の計算は、「保険金の受取総額÷保険料の支払総額×100」で割り出せます。計算結果が100(%)以下であれば元本割れとなり損をします。例えば、0歳の子どもが18歳になったときに200万円を受け取れる学資保険に加入した場合で、月払いでは月額およそ9,000円で18年後に合計1,944,000円となったとします。この場合の返戻率は102.88%です。同様に18年後に200万円受け取れる学資保険で一括払いをした場合は1,860,000円となり、返戻率が107.52%と月払いよりも有利になります。つまり、一括払いでは月払いよりも84,000円ほどお得になる計算です。(※3)これはあくまで一例なので、保険会社や保険商品によっては返戻率が上下していきます。学資保険の一括払いは掛け金がお得である一方で、リスクやデメリットも少なからずあります。将来を見越した計画をきちんと立てて、学資保険の支払い方法を決めていきましょう。

 

 

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