子宮筋腫の保険適用はどうなっている?新規加入への影響は?

子宮筋腫は、成人女性の2~3割が持っているといわれるほど女性にとってメジャーな病気で、特に30~40代に多く見られます。放っておくと肥大化してしまい、妊娠や出産にもリスクとなるため早期発見・治療が重要です。子宮筋腫の治療は基本的に健康保険が適用されますが、それでも手術や通院など自己負担額もかさみます。子宮筋腫になった後の保険加入では、制限がついてしまう場合が多いため、もしもに備えて医療保険やがん保険などを検討しておく方がおすすめです。

 

 

子宮筋腫の手術… 保険適用になるものなの?

 

子宮筋腫を根本治療するためには、腹腔鏡手術や開腹手術などで筋腫を取り除く必要があります。これらの治療は基本的に健康保険適用となり、その他ホルモン療法や注射、処方薬なども多くが健康保険の適用扱いとなりますます。しかし、保険適用で自己負担額が3割になるとはいえ、手術のためには入院する必要もあるため、ベッド代や食事代などの入院費も含めると手術だけでも15万以上の費用がかかります。またホルモン療法で使用される点鼻薬や、経口避妊薬(ピル)の中には保険の適用外となるものもあります。あるいは集中超音波治療やマイクロ波子宮内膜焼灼術といった最先端手術を選択した場合は、健康保険の適用範囲外となり、高額な治療費を全額自己負担する必要があります。検診においては、自覚症状があって受ける場合は保険適用となりますが、定期検診では健康保険は適用されません。(※1)

 

 

子宮筋腫の治療や手術!かかる費用はいくら?

 

子宮筋腫ができる原因は詳しく解明されていませんが、筋腫の成長には女性ホルモンが関係しているといわれています。そのため、卵巣からのホルモン分泌がなくなる閉経に伴い、筋腫は委縮することが多く、タイミングや大きさによっては無理に治療をする必要がない場合もあります。また、閉経直前などには薬で女性ホルモンの分泌を減らすホルモン療法も有効で、ひと月5000円前後が相場です。
ただし痛みや過多月経などの症状が重い場合や、妊娠にリスクがある場合などは手術で筋腫を取り除く必要があります。その場合の手術費用は開腹手術が25万円程度、腹腔鏡手術が15万円程度となっています。また、保険適用外の最新手術を選択した場合、集中超音波治療は50万円前後、マイクロ波子宮内膜焼灼術は40万円前後の費用がかかります。これらの手術はホルモン注射で筋腫を小さくしてから行うことも多く、この注射にもひと月3000円程度必要です。

 

 

子宮筋腫で考えるべきがんリスク!がん保険加入のハードルは?

 

子宮筋腫の発症が多くなる30~40代になると、年を重ねた両親に健康面でいろいろと問題が出てきたりすることで、自分自身の健康を考える時期でもあります。子宮筋腫自体は良性の腫瘍であり、命に関わるようなものではありません。ただし、注意したいのが子宮筋腫と良く似た症状の子宮肉腫と呼ばれる悪性腫瘍(がん)です。子宮肉腫は子宮筋腫よりも発生率が低いとはいえ、検診後の良性・悪性の結果が出るまでは不安もつのるものです。結果的に良性でも、これを機にがん保険加入を意識する方も多いのではないでしょうか。
結果から述べると、子宮筋腫であってもがん保険に加入することは可能です。しかし、中には入りにくい方もいるのも事実です。実は子宮筋腫と子宮肉腫は非常に似ているため細胞検査をするまで判断しづらいこともあり、治療中の方や発見からの期間が短い方は加入を断られるケースもあります。具体的には3ヶ月以内に通院や診察をしている人、子宮筋腫が見つかってから1年未満の人、また手術をこれから受ける予定の人などは入りづらい傾向にあるようです。逆に、子宮筋腫の経過観察中や治療を始めて6ヶ月以上経過、手術後に完治してから3ヶ月以上経過、あるいは健康診断で指摘があったのみなど、一定期間経過すると入れることがほとんどのようです。すぐには加入できなくても、期間が経過すると入れる場合もあるので、あきらめる必要はありません。
ただしここで注意しなければならないのは、がん保険では子宮筋腫は保証されないという点です。子宮筋腫と子宮肉腫(がん)は別物であり、子宮筋腫を保障するのは医療保険の範囲となります。しかし子宮筋腫は治療後再発の確率も高く、一度なってしまうと医療保険の加入審査が厳しくなる場合もあります。

 

 

子宮筋腫でも入れる保険はある!

 

加入審査が厳しいといっても、医療保険に全く入れないわけではありません。特定疾病不担保、つまり疾患のある特定の場所(子宮)は保障されないという条件つきで加入することもできます。審査基準は保険会社によって異なりますが、「2~5年」の期間に留まることが多いようです。ただし、先にも述べたように子宮筋腫は子宮を全摘出する以外、数年以内に再発する可能性が高い病気です。もちろん子宮筋腫が見つかった後でも、医療保険に加入するメリットは多くありますが、子宮筋腫の治療費用が心配ということであれば、やはりなるべく健康なうちに加入しておきたいものです。体に心配がないうちは保険のことを深く考えづらいものですが、病気になってから後悔しないよう、なるべく早めに検討しておきましょう。

 

 

※1「医師が教える人間ドックの評判とホントのところ」子宮筋腫の手術は保険適用される?費用はどれくらいかかる?

http://medical-checkup.biz/archives/4191

 

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