子供のための学資保険とは?特徴と加入のメリット・デメリットまとめ

親が子供のためにしてやれることとして、教育と答える人も多いことでしょう。文部科学省によると高等学校進学率は97%を超えており、同省が行った「平成29年度学校基本調査」では、高校卒業者の大学・短大進学率も57.3%と過去最高になったことがわかりました。(※1、2)このことからも、子供をもった以上将来的に教育資金が必要になる可能性は高く、その積立手段として学資保険を選ぶ人が多くいます。ここでは、学資保険の特徴やメリット・デメリットについて詳しく紹介します。

 

 

学資保険とはどういう保険?

学資保険とは、子供の教育資金を計画的に積み立てることを目的とした貯蓄型の保険です。保険料を決められた期間払い続けることで満期給付金が支払われるほか、入学などの節目には祝い金が給付されることもあります。契約の内容によっては、給付金を毎年分割で受け取ることができる年金型の学資保険もあります。また、契約者である保護者が死亡したり、高度障碍者になったりした場合、以後の保険料の支払いが免除される特約がついている学資保険も多いため、資金の積み立てだけでなく万が一のことがあった場合には保険として機能するのが特徴です。契約内容によってはさらに、被契約者である子供が怪我や入院をした場合の入院費をカバーするものもあり、この点が銀行の定期預金や国債、株などといったほかの積み立て方と大きく違う点です。一般的に、高校、大学と教育のレベルが上がるにつれ子供の教育費は高くなる傾向にあるため、経済的にそれに備えるのが学資保険といえるでしょう。

 

 

学資保険の目的とは?

 

学資保険には大きく分けて2つの目的があります。1つ目は、純粋に子供の教育資金を確保することです。独立行政法人日本学生支援機構が行った「平成26年度学生生活調査」によると、2014年度の昼間部の大学生の学費と生活費などの支出の合計は年間約186万円にのぼることがわかっています。(※3)これだけの教育費を在学中に払い続けるには、計画的に貯蓄をして備える必要があるため、その手段の一つとして学資保険が選ばれています。2つ目は、親に何かあったときにも子供に十分な教育を受けさせることができるようにという保障です。貯蓄だけならば定期預金などでもできますが、親に万が一のことがあった場合、子供の教育資金の保障はありません。そのため、教育資金を積み立てながら保障も得られる学資保険に加入する人も少なくありません。このように、学資保険には2つの目的があるため、教育資金の確保を目的とするならば返戻率を指標に、保障に重点を置くならば保障内容や特約などに留意して保険を選ぶと良いでしょう。

 

 

学資保険に加入するメリット

 

教育資金の確保を目的とするなら、学資保険に加入するメリットとして、銀行の利率より高い返戻率があげられます。学資保険のなかには、大手銀行の大口定期預金並みの返戻率のものも少なくありません。しかも、保険料は所得控除が適用されます。なぜなら、学資保険は生命保険の一種なので、生命保険料控除の対象となるためです。また、一時所得にあたる満期給付金やお祝い金も、受取人が契約者本人で今まで払った保険金の合計から受取金額を引いた差額が50万円を超えない場合、特別控除を受けることができるため税金がかかりません。ただし、毎年祝い金を受け取るタイプの学資年金は雑所得となり、特に自営業者の場合課税される可能性が高いので注意が必要です。これらのことから、学資保険は効率的に教育資金を貯める手段として選ばれています。また、先述のように契約者に万一のことがあった場合でも教育資金が保証されることや、被保険者の怪我や病気の際の補償が受けられることなども学資保険に加入する大きなメリットの1つになっています。

 

 

考えなければならないデメリット

 

学資保険にはいくつかのデメリットもあります。まずは、換金性の低さです。契約内容によっては高い返戻率が期待できる学資保険ですが、保険を途中解約せざるを得ない状況になったときには元本割れする可能性があります。元本割れという点では、保障がたくさんついた契約内容でも将来的に受け取る満期保険金やお祝い金の総額が支払った保険料を下回る可能性があることも忘れてはいけません。また、保険会社が倒産したときも、元本割れの危険があります。生命保険会社は生命保険契約者保護機構に加入しているため、いままで支払ったすべての保険金が無に帰るわけではありませんが、保障額は支払ったお金の90%以上で、実際にどのくらい支払われるかはその保険会社が倒産したときの状況によります。つまり、最大で支払った保険金の10%の損失を負う可能性があるということです。このような事態を完全に予測することはとても難しいですが、保険に入る際には第3者機関による保険会社の格付けなどを参考にしてみるのもいいでしょう。

 

 

学資保険の必要性はある?

学資保険は子供の将来の教育資金を確保するための貯蓄型の保険です。学資保険には、親に万が一のことがあった場合に備えた保障がついたものが多くあるのが特徴です。貯蓄性に重点を置いた学資保険では返戻率が銀行の預金などと比べて高く、保険料に対する所得控除や、給付金に対する特別控除が受けられるというメリットもあります。一方、保険の支払期間中に解約すると元本割れの可能性があり、換金性が低いなどのデメリットもあります。しかし相対的に見て、学資保険は銀行の普通預金や株式運用などと比べて安全性や利潤も悪くないため、教育資金の確保の手段として十分に検討の余地があるといえるでしょう。

 

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