入ってない生命保険… 入らないデメリットと加入を判断する基準は?

生命保険はいざという時のための保障であり、加入していることで一定の安心感を得ることができます。逆に、保険に入っていない人はもしものことを考えて漠然とした不安を抱えているのではないでしょうか。しかし、保険に加入するとそれだけ負担も増えるだけに、どうしようかと迷っている人も少なくないでしょう。そこで、考える際の参考になるように、生命保険に入らなかった時のデメリットとどのような状況であれば加入をした方がよいのかという判断基準について説明をしていきます。

 

保険には入ってない!?海外の常識とは

 

日本における生命保険の世帯加入率は約8割という非常に高い数字を誇っています。(※1)それだけ多くの人が万が一のことを心配しているということです。実際、一家の大黒柱が倒れた時のことを思えば、それは当然の備えだと言えるでしょう。しかし、海外でもそうかというと、その実情は日本とはかなり異なっています。保険大国である米国では、死亡保障のついている生命保険に加入しているのは全世帯の2割ほどであり、保険の市場規模が日本に次いで3位と4位の英国やフランスでも生命保険の加入率は決して高くありません。ちなみに、保険加入額が世界1位のアメリカでもっとも利用が多いのは住宅ローンを組んだ時の保険になります。これは、ローンを組んだ本人が完済前に死んでしまった場合に備えてのもので、言わば借金の担保です。その他の国を見ても、保険は運用や投資目的のために行うのが主流となっており、万が一の備えとしての保険には極力入らないという傾向が色濃く見られます。これは欧州の社会保障が充実しているため、あまり加入の必要性を感じないという面もあるでしょう。しかし、社会保障が日本より充実していないアメリカでも死亡保障のある生命保険の加入率が低い点を考えると、国民性の違いというのも大きいのではないでしょうか。(※2)(※3)

 

入ってない生命保険の加入を考える… 検討すべきタイミングは?

 

生命保険はただ加入すればよいというわけではなく、適切なタイミングと状況に応じた種類というものがあります。例えば、就職の時です。親から独立する場合、まとまった貯蓄がなければ病気やケガに備えて医療保障つきの生命保険を検討するのがよいでしょう。もし、親が加入してくれていた保険がある場合は死亡時の保障などが過剰すぎないかを確認します。次の検討タイミングは結婚時です。どちらか片方の収入に生活費の多くを依存していた場合、万が一のことがあると残された者は生活に窮することになります。そうならないように、独身の時と比べて死亡保障額を厚めにしておく必要があります。同時に、ケガや病気に備えて医療保障の額もどの程度の規模にするかを検討しましょう。子どもが生まれてからは親に万が一のことがあった場合を考え、養育費や教育費を捻出できる額を想定してください。その際、教育費は子どもの進路によっても変わってくるため、いくつかのパターンを検討してみることが大切です。また、マイホーム購入時も生命保険加入を考える必要があります。もし、ローンを払い終わる前に一家の大黒柱が倒れれば完済が不可能になり、家を手放さないとならないといったことにもなりかねないからです。ローンの額に応じた規模の保険を検討しましょう。さらに、子どもが独立した時も保険の見直しが必要です。我が子のための保障は不要となるため、スリム化を図って保険料の負担を減らすのが賢明でしょう。そして、最後は定年退職を迎えた時です。60歳や65歳のタイミングで保険が満期を迎える場合、老後の備えが十分かを見直す必要があります。また、自分が亡くなった時に備えて配偶者の生活費や自分の葬儀関連費用を確保できるだけの新たな保障を検討しましょう。(※4)

 

生命保険に入らないリスク!デメリットは?

 

生命保険に加入することをためらっている人は入らないことによるデメリットを挙げた上で、本当にそれが必要ないかを検討してみましょう。まず、なんといっても外せないのがもしもの時にお金に困る可能性がある点です。ケガや病気、あるいは生活を支えてくれていた人が亡くなった場合、それに備えた貯蓄などは十分あるのかを考えてみましょう。次に世間の目です。もちろん、生命保険に加入するかしないかは完全に個人の自由です。しかし、多くの人が生命保険に加入している現状の中で、それをしていないと社会的に見劣りがしてしまうことは否めません。世間的な評価が下がる可能性は考慮にいれておいた方がよいでしょう。また、生命保険に入ってないと自由に使えるお金が増えるので無駄遣いをしてしまう可能性があります。その点、貯蓄型生命保険は保険料を払いながら貯蓄も行っているため、将来の備えにもつながります。さらに、いざという時になんの保障もない事実に対して不安を抱いてしまう点も見逃せません。生命保険は将来の漠然とした不安に対する精神安定剤という側面もあるのです。(※5)

 

生命保険の加入を判断する!判断の基準は?

 

実際に生命保険に加入した方がよいのかを考える際にはいくつかの検討ポイントがあります。まずは自分の貯金額です。病気やケガをした時のことを考えた場合、長期に渡る治療費や生活費を十分賄えるのであれば特に保険に入る必要はないでしょう。また、扶養家族の有無も重要なポイントです。配偶者や子どもがいる場合、自分にもしものことがあった時にはその後の生活に困らないようにしてあげたいものです。それを貯金だけで賄おうとするとかなりの額が必要となるので、一般的には生命保険に加入しておくのが妥当な選択肢になります。そして、最後は現在の職業です。会社員として働いている場合はいざという時に福利厚生でどこまで保障されるかを確認しておきましょう。手厚い保障が用意されているのであれば、生命保険にあえて入る必要はないかもしれません。一方、自営業の場合は会社員に比べて保障も薄く、自分が倒れると収入が途絶えてしまう可能性もあります。そうした人は生命保険への加入を検討した方がよいでしょう。このように、生命保険は加入するか否かは将来を左右しかねない重要な問題です。もしもの時の必要性をよく考え、悔いのない選択をしてください。(※5)

 

 

『※1 【平 成 28 年 度生活保障に関する調査《速報版》】5.医療保障としての生命保険(24ページ) http://www.jili.or.jp/research/report/pdf/h28hosho.pdf

『※2 【LITER A】加入率は米国の3倍以上!「死亡保険」を有り難がるのは日本人だけだった http://lite-ra.com/2015/01/post-773.html

『※3【東洋経済ONLINE】 「保険はできるだけ入らない」が世界の常識 http://toyokeizai.net/articles/-/66257

『※4【東京海上日動あんしん生命】 生命保険に加入するのにおすすめのタイミングってあるの?http://www.tmn-anshin.co.jp/solution/basic/good-timing/

『※5【保険コネクト】「生命保険に入らない」から考える保険との正しい付き合い方 https://hoken-connect.jp/columns/144/

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