住宅ローンに付く生命保険!団体信用生命保険の詳細と活用方法

住宅ローンを組むときになって初めて、団体信用生命保険という言葉を目にした人も多いでしょう。一見、耳慣れない言葉ですが、これがあるおかげで、住宅ローンを安心して組むことができるシステムなのです。つまり、団体信用生命保険に加入することで、住宅ローンを組んだ人に万が一のことがあったり、病気やケガで働けなくなってしまった場合でも、家族に家を残せるようになっています。そこで、より詳しく団体生命保険について理解するために、内容と加入する上での注意点について解説しましょう。

 

 

住宅ローンと生命保険の関係性とは?団体信用生命保険って?

 

団体信用生命保険とは、住宅ローンを借りている人=債務者が亡くなったり、高度障害状態になった場合に、給付される保険金を用いて住宅ローンの残債に充てることを目的にした保険商品です。(※1)そのため、債務者に万が一のことがあった場合は、団体信用生命保険から保険金が下りるため、それ以降の住宅ローンの支払いが免除されます。このシステムがあるおかげで、遺された家族が住宅ローンの支払いを肩代わりする必要もなければ、住む家がなくなって困ってしまうこともありません。一部任意加入の金融機関もありますが、ほとんどの金融機関では、住宅ローンの申し込みにあたっては、団体信用生命保険への加入を義務付けています。なお、住宅金融公庫が民間の金融機関と組んで提供している住宅ローン商品である「フラット35」は、長い間団体信用生命保険の加入が任意である商品として認知されてきました。しかし、2017年10月から、制度が変更され、原則として団体信用生命保険への加入が必須となります。(※2)ただし、健康上の理由など、万が一団体信用生命保険に加入できない場合は、救済措置として、借入金利の変更という形で商品を提供する予定です。これから住宅ローンを組みたいけれど、過去の病歴などで審査に通る自信がない人は、選択肢の一つとして覚えておくといいでしょう。

 

 

団体信用生命保険があるなら!特約は付けたほうが良いの?

 

団体信用生命保険に加入する際は、保険商品の内容について説明を受けますが、「3大疾病特約」や「8大疾病特約」についても説明を受けるはずです。そこで、これらの特約についても知っておきましょう。(※3)簡単にまとめると、特約を付けておくことで団体信用生命保険でカバーされる病気の範囲が広がるということです。つまり、3大疾病特約の場合はガン・急性心筋梗塞・脳卒中になった場合にも、団体信用生命保険での保障が受けられます。また、8大疾病特約の場合は、これらの病気に高血圧性疾患・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・慢性膵炎になった場合にも団体信用生命保険での保障が受けられるということです。これらの病気に共通するのは、「長期間の治療・療養を必要とするため、とにかくお金がかかる」ということでしょう。治療費やその間の生活費だけでも結構な負担になるのに、住宅ローンの支払いまで入ってきたら相当大変です。団体信用生命保険と特約を使いこなせば、住宅ローンの支払いはひとまず免除されるのはやはり安心でしょう。また、最近では夫婦で住宅ローンを組む場合に備えて、どちらかに万が一のことがあった場合でも住宅ローンの返済が免除される団体生命保険(連生団体信用生命保険)を導入する金融機関も出てきました。(※4)例えば、夫と妻がそれぞれ住宅ローンを借りた場合は、遺された方の住宅ローンの支払いはそのまま残ります。また。夫が借りた住宅ローンの連帯債務者が妻であった場合、夫が亡くなってしまった場合は住宅ローンの支払いは免除されますが、妻が亡くなってしまった場合は住宅ローンの支払いはそのままです。現実的には、夫婦の一方に万が一のことがあった場合、家事の負担が増えたり、生活費を確保するために奔走したりしなければならないケースが大半です。精神的にも厳しくなるため、住宅ローンの支払いが免除されて経済的な負担が少し減るだけでも、ストレスの原因は少なくなるでしょう。もし、住宅ローンを申し込もうとする金融機関に、このようなシステムがあるなら、前向きに検討するのをおすすめします。

 

 

団信に加入するなら!知っておいたほうが良い注意点

 

まとめとして、団体信用生命保険に加入する際に、知っておいたほうがよい注意点について考えておきましょう。最初に、団体信用生命保険の基本的な仕組みを押さえておくことです。平たくいうならば、万が一のことがあった場合にその保険金を支払って住宅ローンの完済を行う保険商品と考えておきましょう。なお、保険商品である以上、加入にあたっては健康状態の告知を中心とした審査があります。(※5)仮に加入できなかった場合、万が一に備えるための代わりの手段も検討しておくことも視野に入れておくと慌てません。さらに、「保障内容を把握できているか」を確認するのを忘れないようにしましょう。複数の保険商品を契約している場合に注意してほしいのですが、保障内容が重複しているのは、余計な保険料を支払うことにつながるため、節約の観点からは明らかにマイナスになります。もし、重複していた場合は、不要な契約を解約するなどしましょう。また、「どうなったら保障が受けられるのか」を確認するのも重要です。特に、疾病特約をつけた場合は、病気の内容および申請するタイミングについて把握しておくと、アクシデントが起こっても安心です。そして、毎月の保険料をいくらまでなら支払えるかにもよりますが、特約はできるだけつけておくのをおすすめします。住宅ローンの支払いが厳しくなるのは、万が一のことがあったときでなく、重い病気で長期療養が必要になったときも同じです。治療費と生活費の確保が最優先となるため、住宅ローンの支払いがなくなるだけでもやはり負担は相当軽減されます。

 

※1【住宅金融支援機構】機構団信特約制度について:住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)
http://www.jhf.go.jp/loan/yushi/danshin/shinki/merit.html

※2【フラット35】【フラット35】2017年10月の制度変更事項のお知らせ:長期固定金利住宅ローン 【フラット35】
http://www.flat35.com/topics/topics_20170804.html

※3【All Aboutマネー】住宅ローンに三大疾病の保険ってホントに必要? [住宅ローンの借入] All About
https://allabout.co.jp/gm/gc/10325/

※4【三井住友銀行】住宅ローン 連生団体信用生命保険付住宅ローン(「クロスサポート」) : 三井住友銀行
http://www.smbc.co.jp/kojin/jutaku_loan/karikae/anshin/cross_support.html

※5【住宅ローン研究所コラム】団体信用生命保険(団信)の審査項目と告知での注意ポイント 住宅ローン研究所コラム
http://kanyo-lab.jp/jyutakuloan/column/danshin-shinsa-koumoku

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