主婦や専業主婦が入るべき保険は?保険の必要性や優先順位

医療保険や生命保険など、保険の重要な役割として「病気や怪我をしたり、死亡したりした場合を想定し、必要となるお金を確保する手段とする」ことが挙げられます。この役割の前提として、「一家の家計を支えている人が病気や怪我をしたり、万が一のことが起こったりした場合には備えが必要」という考え方があるわけです。それでは、「一家の家計を支えているわけではない人」の保険はどうするのがいいでしょうか。ここでは、主婦(特に専業主婦)の保険について考えてみましょう。

 

医療保険って必要?主婦にとっての必要性は?

 

医療保険とは、病気や怪我で入院が必要になった場合、入院給付金の支払いを受けることにより、治療費や療養中の生活費を確保するための商品です。専業主婦の場合、医療保険には加入しないか、加入しても保険料を低く押さえ、浮いた分で夫の医療保険の保障内容を充実させるといいでしょう。夫の給料で一家の生活を支えている前提である以上、専業主婦の妻が病気や怪我で療養を余儀なくされても、即座に夫の給料が減るわけではないからです。つまり、生活費を確保する手段を考える必要性は薄いものと考えられます。
なお、日本の健康保険には「高額療養費制度」と言って、1か月の医療費の自己負担額が一定額を超えた場合は、超えた部分についての支払いは免除される制度があります(※1)。また、厚生労働省が定める一定の病気(いわゆる難病)で治療を受ける場合は、自己負担上限額がさらに低くなる制度もあります(※2)。つまり、保険診療内で治療を行う前提であれば、医療費の支払いが膨れ上がってしまう心配をあまりする必要はありません。

 

※1【厚生労働省】高額療養費制度を利用される皆さまへ
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/juuyou/kougakuiryou/index.html

※2【厚生労働省】難病対策
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nanbyou/index.html

 

 

生命保険に入っておくべき?専業主婦の場合は?

 

次に、万が一亡くなってしまった場合に死亡保険金が給付される生命保険についても、専業主婦が加入する必要があるのかを考えてみましょう。結論から言うと、加入した方がいいですが、死亡保険金を高額にする必要はありません。ただし、子どもが小さければ小さいほど保障額は多めにしておくのをおすすめします。理由は、「専業主婦に万が一のことがあった場合、何かとお金がかかるから」です。
まず、葬儀の費用をどうするか考える必要があります。本人に葬儀は簡素なものでいいという希望があったなら別ですが、葬儀を営む場合は一度にまとまった出費が必要なのも事実です。すぐに受け取れる手段として、生命保険の死亡給付金を使うことが考えられます。
さらに、専業主婦が亡くなってしまった場合、子どもの面倒をどう見るかも、残された家族にとって重要な問題です。必要に応じて保育園に預けたり、ベビーシッターを頼んだりなどの対応も迫られます。
また、専業主婦がいなくなってしまったことで生じる家事の負担も考えておく必要があります。家族のみで全部できれば問題ありませんが、厳しい場合は家事代行サービスなどを頼むのも視野に入れましょう。
つまり、残された家族の生活の負担を少しでも減らすために、ある程度の蓄えがあった方がいいのは確かです。そのためにも、生命保険は加入しておくのをおすすめします。

 

主婦が入るべき保険!優先順位は?

 

ここで、主婦が入るべき保険の優先順位を考えてみましょう。一番に検討してほしいのは、がん保険です。これは、がんと診断されたときや、がんの治療を目的として入院・通院したときに保障が受けられる保険商品です。近年、がんの治療のための入院日数は減っていますが、通院日数は増えています。乳がん(乳房の悪性新生物)を例にすると、平均入院日数は12.5日です(※3)。専業主婦になったら?保険の見直し方は?
一方、ある生命保険会社が、がんを患った人に対しアンケートを行ったところ、「治療・検査のために通院した期間」の平均は3年5か月(※4)でした。つまり、単純に考えると、がんと診断された場合、4年近くは治療費やその間の生活費を確保する必要がでてきます。その実情に対応できる保険があるのが望ましいでしょう。そこで、まずはがん保険の保障内容を充実させるのを第一に考え、余力があれば生命保険を、さらに余力があれば医療保険を検討するのをおすすめします。

 

 

※3【厚生労働省】平成26年(2014)患者調査の概況
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/14/

※4新 生きるためのがん保険レディースDays:特長|保険・生命保険はアフラック
http://www.aflac.co.jp/gan/new_ldays/

 

 

専業主婦になったら?保険の見直し方は?

 

最後に、何らかの仕事をしていた人が、結婚・出産等の理由で専業主婦になる場合、保険の見直しを行う際のポイントを解説します。
まず、保険料の支払いに回せるお金が減る可能性が高いため、「必要な保障を、より安い保険料で確保する」方向で、世帯全体の保険を見直しましょう。特に、重複して保障されている部分がある場合、どちらか一方を残して解約するなどの方法が効果的です。
また、最近では内視鏡によるポリープの切除や親知らずの抜歯など、日帰り入院で可能な治療が増えています。医療保険を検討する際は、これらの日帰り入院も入院給付金の対象となるかをチェックしてください。特に、日帰り入院が普及する前に設計された医療保険の場合だと、日帰り入院は入院給付金の対象外となっていることが多いです。
そこで、保険を見直す際は、保険商品の変更も含め、一度保険会社の営業担当や保険カウンターに相談してみましょう。家族の現状や保険に求める保障、月々に支払える保険料の金額を勘案した上で、最適な保険商品の組み合わせを提案してくれるはずです。

 

 

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