三大疾病に備える!保険加入のメリット・デメリットと注意点

日本人の死亡要因のトップ3として名前が挙がる病気を総称して「三大疾病」ということがあります。
この言葉の有名さを反映してか、様々な保険会社が三大疾病に対応した保険商品を
売り出しているのが現状です。
上手に活用すれば、三大疾病にかかったときの医療費・生活費の保障としてとても有効です。
しかし、支払いの対象とならない場合もあるなど、デメリットがあることも認識しておく必要があります。
そこで、三大疾病の内容と、それに対応した保険商品を選ぶ際の注意点について解説しましょう。

 

 

まず三大疾病って何?

 

三大疾病とは、日本人の死亡原因の上位3つを占める疾病のことを言います。
具体的には、がん(悪性新生物・上皮内新生物)、急性心筋梗塞(心疾患)、
脳卒中(脳血管疾患)です(※1)。
なお、厚生労働省の調査によれば、平成26年9月時点での疾病ごとの平均入院日数は、
がん(悪性新生物)の場合は19.9日、急性心筋梗塞・脳卒中を含む循環器系疾患の場合は43.3日と
長期にわたります(※2)。
つまり、これらの病気は、入院が必要になるうえに、退院した後の療養期間も長期にわたることが多いため、
治療費および生活費をどうやって確保するかが患者と家族にとっての課題となっているのです。

 

※1【オリックス生命保険株式会社】三大疾病、七大生活習慣病(七大疾病)とは?
http://www.orixlife.co.jp/guide/column/medical_major.html

※2【厚生労働省】平成26年(2014)患者調査の概況
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/14/

 

 

三大疾病の特徴やリスクって一体?問題点は?

 

先ほど紹介したように、三大疾病は入院期間が長く、退院した後でも経過観察や検査のために、
長い間通院する必要があります。
治療費については、保険適用部分は高額療養費制度のサポート(※3)が受けられますが、
保険適用外の部分については、そのような制度はありません。
そのため、医療保険に加入していないと、貯金を切り崩すなどして自分が全額負担しなければ
いけないことになります。
わかりやすい保険適用外の出費としては、入院の際の差額ベッド代です。
また、治療を受けている間は仕事に復帰するのが難しいのも現実です。
いきなり病気になる前と同じように働けるとは限らないので、収入は減ってしまう可能性が高いでしょう。

貯金を切り崩すか、保険から給付を受けられる部分を活用するか、
いずれかの方法を生活費を補てんするための手段として検討する方がよさそうです。

 

※3【全国健康保険協会】 健康保険ガイド 高額な医療費を支払ったとき
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat310/sb3030/r150

 

 

三大疾病に備えた三大疾病保険!加入のメリット・デメリットは?

 

ここまでの内容を踏まえ、三大疾病保険に加入するメリットとデメリットについて考えてみましょう。
まず、メリットですが、保障される疾病の範囲が広いということです。
特に、がん保険と比べるとその広さが際立ちます。
がん保険は基本的にがんと診断されなくては保険金が受け取れません。

しかし、三大疾病保険の場合なら、がんと診断された場合はもちろん、心疾患や脳疾患と診断された
場合にも保険金が受け取れます。
家族に心疾患や脳疾患を患った人がいる場合は、自分もその体質を受け継いでいる可能性があると考え、
三大疾病保険の契約を視野に入れるといいでしょう。
また、三大疾病保険の場合、掛け捨て型ではなく積立型を採用している商品も多いです。
つまり、一定期間保険料を支払っていて、万が一三大疾病にならずに亡くなった場合は、
死亡保険金を受け取れます。

一方、三大疾病保険のデメリットとしてよく指摘されるのが、保険金の支払い要件が案外厳しいことです。
詳しくは後述しますが、三大疾病になったとしても、常に保険金が支給されるわけではないというのが、
三大疾病保険を契約する際によく認識しておかなくてはいけないデメリットです。
また、一般の医療保険では入院・通院した際に「1日〇円」というように日数に応じた保障が受けられますが、
三大疾病保険にはそのような制度はありません。
保険金が給付される場合でも、一時金としてあらかじめ決まった金額を受け取れるだけで、
入院日数がいくら長くても給付金が比例して増えるわけではないのです。

 

 

要注意!支払条件で気を付けるべきこととは?

 

ここで、支払条件で気を付けたいポイントを指摘するために、様々な保険会社で採用されている
一般的な三大疾病保険の支払条件をご紹介します(※4)。
まず、がんの場合は、三大疾病保険金の保障が開始されてから初めてがんと
診断確定されたときとされています。
つまり、保障が開始する前に診断されていたとしたら、三大疾病保険による保険金の
支払い対象外となります。
また、がんの定義を「悪性新生物」に限っている場合も多く、適切な治療を行えば再発や
転移の可能性が低い「上皮内新生物」は対象外としている三大疾病保険がほとんどです。
仮に同じがんと診断された場合であっても、そのがんが「上皮内新生物」であるとされれば、
やはり保険金の支払い対象外になってしまいます。
次に、急性心筋梗塞の場合は、保障が開始してから発症し、初めて医師の診療を受けた日を含めて
60日以上、労働の制限を必要とする状態が継続したと、医師によって診断されなくてはいけません。
60日以内に会社に復帰できた場合は、保険金の支払いの対象外となるでしょう。
さらに、脳卒中の場合は、保障が開始してから発症し、初めて医師の診療を受けた日を含めて60日以上、
言語障害、運動失調、麻痺等の他覚的な(つまり、外から見てもわかる)後遺症が継続したと、
医師によって診断される必要があります。
仮に、脳卒中で倒れたとしても、60日以内に後遺症が収まったと診断された場合も、
保険金は支払われません。

同じ脳卒中であったとしても、くも膜下出血・脳内出血・脳梗塞以外の脳卒中は
保障されない点にも留意が必要です。

 

※4【保険・生命保険はアフラック】三大疾病保障プラン:よくいただくご質問
http://www.aflac.co.jp/syushin/sandai/faq/#ttl06

 

 

三大疾病保険の必要性って何?

 

ここまでの内容を踏まえ、三大疾病保険の必要性および向いている人について考えましょう。
まず、カバーできる疾病の種類が多いことから、保障範囲が広い保険の方が安心できる人にはおすすめです。
特に、急性心筋梗塞や脳卒中になった場合、当座の生活費や治療費の足しにできる
保険商品を考えている人なら、前向きに検討してもいいでしょう。
また、掛け捨て型の保険ではなく、積立型の保険を契約したい人にも三大疾病保険は向いています。
三大疾病にならずに天寿を全うしたなら、死亡保険金としてまとまった金額が戻ってくるのは
この商品の最大の特徴です。

 

 

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