がん保険に加入するなら要注意!保障されない免責期間とは?

厚生労働省が発表した2016年人口動態統計のデータによると、日本人の死因第1位は悪性新生物、いわゆる「がん」でした。2016年の死亡者数130万7748人のうち、がんが原因で亡くなった人は37万2986です。2位の心疾患19万8006人、3位の肺炎11万9300人と比べると圧倒的に数が多く、男女ともがんが死亡原因の1位という結果です。そのため、万一に備えてがん保険に入っておこうと考える人も多いのではないでしょうか。ただ、がん保険はほかの保険とは少し異なり、免責期間が設定されています。そこで、ここではがん保険の免責期間と加入する際の注意点について詳しく説明します。

 

 

がん保険に免責期間がある理由って?

生命保険や医療保険に加入することを考えたとき、手術給付金や入院給付金などがどの程度支払われるかなど、保障内容に注目することは多いでしょう。また、家計の負担を考えると毎月の保険料が気になるという人もいるはずです。ただ、いつから保障が開始するかという点もしっかり押さえておかないといけません。なぜなら、がん保険には免責期間が設けられているからです。
進行がんを別にすると、がん細胞が身体の中でできていても、健診で見つかるまでには数年という長い時間がかかることも珍しくありません。また、発病したとしても初期のころは自覚症状がないケースも少なくないのです。つまり、がん保険に加入するときにはがんという診断を受けておらず、がんに侵されていたとしても本人は知らなかったという場合もあり得ます。また、もしかしたら自分ががんになっているかもしれないと不安になり、検査を受ける前に先にがん保険に入っておこうと考える人もいる可能性があります。そのため、がんという病気の特性に配慮して、契約の公平性を維持するために免責期間を設けることが必要だと考えられているのです。

 

 

免責期間はどれくらい?

一般的な生命保険や医療保険などは、加入の申し込みをして健康状態の告知または診査を受け、1回目の保険料の払い込みが済めば責任開始となります。しかし、がん保険の場合は、それだけでは責任開始とはならず、一般的に申し込みから90日間または3カ月という免責期間が設定されています。つまり、その期間は申し込み時にすでにがんになっていなかったかどうかの様子見ということなのです。そのため、がん保険に入ったからこれで安心とはいきません。一部のがん保険では免責期間なしで契約時からすぐ保障が開始するがん保険も存在します。ただ、がんと診断されたときに一時金として受け取ることができる診断給付金がない、特約で付加しないと入院給付金がないなど、保障範囲が限られることもあるため、加入を検討するときは注意が必要です。

 

 

免責期間の落とし穴

がん保険は本人の告知のみで入ることができるケースが多く、過去にがんになったことがなければ比較的入りやすい保険です。ただし、免責期間が設定されているがん保険の場合、保険加入後すぐ(免責期間内)にがん検診や健康診断を受けて異常がみつかり、がんだと診断されても保険金が支払われないリスクがあります。また、実は保険契約前にがんを発症していたことがわかった場合も、保険金が支払われない可能性があるでしょう。
さらに、告知義務違反があっても保険金を受け取ることができない可能性があるため、申し込み時に嘘の申告はしてはいけません。もちろん、保険加入前に本人の自覚症状が全くなく、免責期間が過ぎたあとにがんであることがわかった場合は契約前に発症していたとは判断されないため、保険は支払われるはずです。ただ、保険加入前に健診を受けて再検査が必要だと言われていたり、何らかの異常を感じて診察を受けていたりすることを告知していないと、保険金を受け取ることができない可能性があります。

 

免責期間を考慮したがん保険の加入が必要

日本人の死因の第1位ががん(悪性新生物)という現代社会では、いつ誰ががんになってしまうかはわかりません。自分だけは大丈夫と安心しているわけにもいかないのです。特に働き盛りの世代なら、人生はまだまだこれからです。一家の大黒柱として養う家族がいる人も多いでしょう。幼い子どもがいるママや専業主婦も、がんになってしまうと家族の日常生活が崩れてしまいます。初期の段階では自覚症状がないことも多いがんだからこそ、がんがわかってからでは遅いのです。
また、がん保険に加入したから大丈夫だと安心していると、本当にがんになってしまったとき、免責期間内であれば保険金を受け取ることができません。そのため、免責期間のことも考慮に入れたうえで保険に加入することが大切です。健康に問題がない人ならば、がん保険に加入することは難しくないはずですから、健康なうちに入っておく方がいいでしょう。
ただ、すでにがん保険に加入している人が、保険の見直しを検討している場合は注意しておくポイントがあります。新しいがん保険に入ったからといって、古いがん保険をすぐに解約してしまってはいけません。新しい保険の免責期間にがんだと診断されると、どちらのがん保険の保険金も受け取れなくなってしまうからです。がん保険に加入することを考えているならば、保障内容や保険料の負担だけではなく、免責期間についても考慮して検討することをお勧めします。

 

 

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