がん保険に一時金は必要?チェックすべき給付条件まとめ

がんは今や、誰もがかかる可能性のある身近な病気です。国立がん研究センターによる2013年の統計では、2人に1人が生涯でがんと診断されるというデータもあります。保険でがんに備える場合は医療保険とがん保険という2つの選択肢がありますが、がん保険には医療保険と違う大きな特徴があります。それは、がんと診断確定された時点で100万円単位のまとまったお金を受け取れる「一時金」がある点です。
この記事では、これからがん保険に加入するなら知っておきたい一時金について解説します。

 

がん保険の一時金って何?

がん保険の一時金とは、保険の対象となっている人が「がん」と診断され、それが確定した時点で受け取れるまとまったお金のことで、正確には診断給付金といいます。一般的ながん保険は、診断給付金とその他の給付金がセットになっています。その他の給付金とは、入院給付金、通院給付金、抗がん剤治療給付金などです。これらの給付金はがんと診断されるだけでなく、受け取る上でそれぞれ他の条件が必要です。
例えば、入院給付金は入院1日につきいくらという形で支払われる給付金ですので、入院しないと受け取ることはできません。通院給付金や抗がん剤治療給付金も同様に、通院したり放射線治療を受けることが必要です。しかし、診断給付金はがんと診断され、それが確定した時点で受け取ることができます。それ以外の条件がないため、治療の開始時点で受け取れるというのも大きな違いです。

 

 

一時金の使い道は?

がん保険の給付金を一時金として受け取ることには、さまざまなメリットがあります。
まず、誰でもがんと診断されれば落ち込むものですが、まとまったお金を受け取れることで、がんと闘う上で気持ちの支えになる効果が期待できます。もう1つは前述したとおり、保険金の受け取りにおいて、がんと診断されること以外の条件がついていないことです。どのような治療を受けるのかという点は、実際にがんにかかってからでないと分かりません。そのため、受け取る条件が細かく指定されていない方が治療法の決定に影響を与えないため、使い勝手が良いのです。
なお、給付金として受け取ったお金は治療費だけでなく、入院する上でかかる雑費や交通費などにも使うことができます。使い道の制限はありません。

 

 

がん保険の給付金はいくらもらえる?

がん保険の診断給付金は、保険会社が定めた範囲で契約者が自由に決めることができます。保険会社によって違いはありますが、おおよそ50万円から300万円の範囲で加入できる商品が多いです。なお、診断給付金の金額だけでなく、以下のような給付条件にも注意を払っておいてください。
・契約から90日間は、がんと診断されても保険金を受け取れない
保険の申込みがなされ、健康状態の告知と初回保険料の払い込みが終わると契約の効力が生じます。この日を責任開始日といいますが、責任開始日から90日間は「待ち期間」と呼ばれ、この期間中にがんにかかっても給付金はもらえません。これは、がんという病気の性質が理由です。何らかの自覚症状があってがんかもしれないと疑いを持ったとき、あらかじめがん保険に加入してからがんと診断を受け、給付金を受け取ろうとするのを防ぐことが目的です。これは診断給付金に限らず、他の給付金もすべて対象となります。
・上皮内新生物の場合、悪性新生物と同じ保険金がもらえないタイプがある
がん保険の案内には「上皮内新生物」と「悪性新生物」という言葉が頻繁に登場します。簡単にいえば、上皮内新生物とは初期のがんで、適切な治療を施せば通常は治るものです。悪性新生物は進行したがんのことです。がん保険では、上皮内新生物でも悪性新生物でも同じ金額の診断給付金を払うタイプと、上皮内新生物の場合は診断給付金の一部のみを払うタイプがあります。例えばアフラックのがん保険「生きるためのがん保険 Days1」の場合、悪性新生物の診断給付金が50万円なのに対し、上皮内新生物では5万円となっています(2018年3月31日現在)。
ただ、上皮内新生物の場合は高額な治療費がかからないことも多くあり、上皮内新生物のときに給付金の金額が少ないことに問題があるというわけではありません。心配なら、いずれでも同じ金額が受け取れる商品を選びましょう。
・再発した場合に給付金を再度受け取れるものと、そうでないものがある
がん保険は給付金を1回のみ支払って終わりというタイプと、再発したときでも所定の条件を満たせば再度、給付金を受け取ることができるタイプの商品があります。がんは治ったと思っても、数年後に再発する可能性のある病気です。再発にも備えたい場合は給付金が複数回、支払われるタイプの商品を選ぶのが良いです。もちろん、再発に対応している商品の方が保険料は高くなります。

 

一時金はいくらあるのが理想?

がんの治療といっても、必ずしも大金がかかるわけではありません。健康保険には高額療養費制度という仕組みがあり、医療費が高額になるときは、加入者の負担額が大きく抑えられています。そのため、健康保険が使える範囲内で治療を終えたときは、予想よりも少ない負担で済むこともあります。一時金の金額を決めるにあたっては、まずこの点を理解しておいてください。
一時金として加入するべき金額は、一時金のみのがん保険に加入するのか、それとも入院給付金や通院給付金といった他の保障もセットになったがん保険に加入するのかで変わってきます。一時金のみで加入するなら金額を高めにする必要がありますが、入院給付金や通院給付金などの保障もつけるのであれば、その程度に応じて少なくすることができます。一時金の金額は多いに越したことはありませんが、保険金額が高くなれば保険料も高くなりますので、そのバランスを考慮して決めることが大切です。保険だけに頼らず、貯蓄を併用して備えるのも1つの方法です。
なお、先進医療特約をつけておくと、先進医療を受けるときの費用の多くを保険会社が負担してくれるので、がん保険の加入に際しては合わせて検討するのが良いでしょう。

 

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